47都道府県温泉巡り・広島山口編02
東京オリンピック開催中の8/3朝9:05、JR大阪駅発の新快速姫路行きに乗り込む。通勤時間帯を外したので、会社員はそれほど多くないが、いつもの夏と同じように青春18切符を使っているのではないかと思われる若者を見掛ける。ただ一昨年までと違うのは、グループ旅行している老人の姿が少ない点だ。やはりコロナの影響で、老人たちは鉄道を使った旅を控えているようだ。

さして混むことも無く岡山駅に到着
10:09姫路乗り換え、10:29相生乗り換えで11:38岡山駅に到着。青春18きっぷを使い長距離移動すると、ボトルネック区間問題に直面することが多い。つまり長距離移動客が多いのに、列車の本数が周辺と比べ著しく少なくなってしまう区間があり、通勤列車以上の混み方をしてしまうボトルネックが出てしまうのだ。相生~岡山間は両駅を直通する電車が20往復ほどしかなく、山陽本線の中で最大のボトルネックとして有名だ。しかしコロナの影響か青春18きっぷ利用客は少なく、立ち客も殆どない状況だった。

安芸グランドホテル送迎車
岡山で軽く昼食を摂ってから、12:08発の福山行きの電車に乗り込む。そして13:53に糸崎で乗り換え、広島を通過し、15:42に宮島口へ到着した。この日の宿は宮島口駅から1.3kmほど離れた宮浜温泉の安芸グランドホテルだ。宮島口の駅前にホテルの送迎車が待っている。運転手に挨拶してから車に乗り込み、予約済みのホテルまで移動した。

大きな吹き抜けもあるホテル内部
安芸グランドホテルの温泉は、25℃のアルカリ性源泉を加熱したもので、宮島に最も近い温泉として観光客を呼び込んでいた。平成17年に宮島の島内でも温泉が掘り当てられており、今では宮島に泊まりながら温泉に浸かることも可能だが、200室もの規模の宿泊施設は宮島周辺の温泉としては随一で、古いホテルだがしっかりとリノベーションされており、快適な滞在が楽しめた。

ナイトクルーズで足場付の大鳥居を鑑賞
夜はホテルが主催する宮島ナイトクルーズに参加する。ホテルの桟橋を夜8:20に出発し、宮島の近くにまで寄ってライトアップされた大鳥居などを鑑賞するクルーズだ。ただ事前に調べた通り大鳥居は改修工事中で、足場が組まれ全体がぐるりと囲まれていた。しかし、足場に囲まれた大鳥居もそれなりに幻想的で、70年に一度しか見ることができない珍景と考えると、まあ悪くない体験だと言えなくもない。9時前にホテルに戻り、部屋で軽く晩酌をしてから床に就いた。
