47都道府県温泉巡り・北海道編03

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おおぞら1号は遅れて帯広に到着した

翌日旅館の前からバスに乗り込み、帯広駅へと向かう。バスは10:14に帯広駅前バスターミナルに着いたが、次の目的地の釧路へと向かう特急おおぞら3号が11:43発なので、しばらく帯広駅で時間つぶしをしないといけないと思っていた。ところが、帯広駅の改札口の電光掲示板を見ると、次の釧路行きの列車は帯広駅9:19の特急おおぞら1号になっている。駅員に聞くと、札幌駅付近のトラブルで特急が大幅に遅れているとの事だった。私が乗る予定のおおぞら3号も予定の11:43から大幅に遅れるだろうとの事だ。あと3分ほどでおおぞら1号が帯広に着くので、その列車に乗って下さいと駅員が言う。慌ててホームへと駆け上がり、すぐに到着した特急おおぞら1号に乗り込んだ。

特急おおぞら1号は12時過ぎに釧路駅に到着した。もともと私が乗る予定だったおおぞら3号は13:20に釧路に到着する予定だったので、予定より1時間早く釧路に到着してしまった。そして釧路駅からスーツケースを引き摺りながら、釧路川に架かる幣舞橋(ぬさまいばし)に向かって歩いていく。幣舞橋近くのドーミーイン・プレミアム釧路が釧路での宿だった。

13階の大浴場から霧の釧路を見下ろす

ドーミーインは、幣舞の湯ラビスタ釧路川というホテルがブランドチェンジしたホテルだ。ラビスタ時代から釧路駅近くで天然温泉に浸かれるホテルという事で人気のホテルであったが、ドーミーインとしても人気を維持している。最上階の13階に天然温泉の大浴場があり、釧路の街を一望しながら湯浴みを楽しめる。平成になってから掘り当てた自家源泉だが、源泉は30.5℃で強い塩味のある塩化物泉はなかなか本格的な泉質だった。温泉は気持ちが良かったが、この日は釧路の街は霧に覆われていて、眺望には恵まれなかった。

そして釧路の街を散策してみる。幣舞橋の周辺は釧路市内の中心部で、フィッシャーマンズワーフや港文館などの観光地がある。幣舞橋(ぬさまいばし)は街のメインストリートが釧路川に架かる橋で、夕景スポットとして有名な橋だ。そして港文館は釧路新聞社の社屋を復元したレンガ造りの建物で、明治41年に釧路新聞社の記者として活躍した石川啄木に関する資料が多数展示されていた。

列車は別寒辺牛湿原の中を進みゆく

次の日は釧路のドーミーインに連泊し、根室へと日帰り旅行した。日帰り旅行と言っても、釧路から根室までの花咲線(根室本線の一部)沿線風景を楽しむ旅で、根室滞在時間は19分のトンボ帰りの旅程だった。釧路駅発8:27の列車の乗客は、観光客ばかりが目立っている。朝の列車だったので通勤客や通学客もいるだろうと思っていたが、それらの姿を確認することはできない。これは花咲線が生活路線としては機能していないという事であり、路線自体が廃止されても仕方ないと感じてしまった。

列車は厚岸湖に近づくと徐行運転となるので、ゆっくりと景色を楽しむことができる。また、厚岸霧多布昆布森国定公園の一部である別寒辺牛湿原が見える地点でも、徐行運転となる。列車は最大限観光客への便宜を図っているようだったが、生活路線として機能していないことを改めて確認することになってしまった。列車は10:53に根室に到着し、11:12に折り返す。根室駅前で弁当か何かの昼食を買おうと思っていたが、売店はおろかコンビニも見かける事は無く、釧路に戻るまで昼食はお預けとなってしまった。昼頃に掛けてだんだんと霧が深くなってきて、帰りの列車は白い霧の中を突き抜ける状態となってしまう。しかし列車は遅れることなく、時間通りに釧路駅に到着した。

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