モルディブツアー02

セミスイート仕様のコテージ室内
コテージはベッドとダイニングテーブル、レターデスクのあるセミスイート仕様。昼と夕食時の1日2回、清掃が入る。昼は部屋やバスルームの清掃、夕方はタオルの交換がメインで、屋外で使う海水浴用のタオルの交換が夕方なのは、有難い。
宿泊プランは、朝食と夕食がついているハーフボードプランを選んだ。ただ、このプランではレストランは一カ所だけのビュッフェレストランしか利用できず、飽きがきてしまう。リゾート内には日本食を出すレストランなどもあったので、朝食のみのプランにして夕食は自由に食べた方が良かったかと思った。
リゾート内にはバーなども幾つかあり、アルコール類を自由に飲むことができる。こういうリゾートではオールインクルーシブ(リゾート内の飲食が全て無料)を選ぶことも出来るのだが、ハーフボードとの価格差が1泊1万円以上あったので、オールインクルーシブは選ばなかった。なので、バーを利用せず、内緒で持ち込んだウィスキーをチビチビ飲む毎日を送った。

部屋に置かれていた無料のワインボトル
実はモルディブは厳密なイスラム教国で、飛行機でアルコールを持ち込む事ができず、もし酒を持ち込んだら空港で没収されてしまう。没収されたアルコールは出国時に返却されるとの事だったが、国内は禁アルコールが徹底していて、例えば首都のマレではアルコールを提供するレストランは無いし、どこにもアルコールを売っている店が無い。
ただ、こういうリゾート島はアルコール販売の特別免許を持っていて、自由に酒類を飲むことが出来た。またコテージには無料のワインボトルも置かれていた。しかしリゾート島で売られているアルコールは値段が高いので、私はお茶のペットボトルにウィスキーを詰め、こっそりアルコールを持ち込んでいた。このお茶のペットボトルのウィスキー詰め作戦は結構有効で、今まで空港で指摘を受けて没収されたことは無い。お陰で、ヤスヤスコースで毎晩酔うことが出来た。

真っ青な海とバンドス島の砂浜
リゾート島での娯楽は、マリンアクティビティだ。しかし私はダイビングは出来ないし、ウィンドサーフィンやカヌーなどもやった事が無い。スノーケリングなら誰にでもできるとの事だったが、海の中に顔を付けながらバランスを取るは難しそうだ。でも、マリンアクティビティを全くせずにモルディブのリゾート島で宿泊する人などいないのではと思い、スノーケリングに人生初チャレンジせざるを得ないのではと覚悟していた。
しかし、リゾート島で寛いでいる人は結構年配の方が多く、多くの人が海辺の砂浜のデッキチェアで寝そべっているだけだった。マリンアクティビティを堪能している人は、寧ろ少数派だ。私もスノーケリングに人生初チャレンジすることなく、ひたすらデッキチェアで甲羅干しに専念した。リゾート内は砂浜やプールサイドに多くのデッキチェアが配されていて、いつでも日光浴を楽しむことができる。

ホテルの水上コテージ
日光浴の合間に、島内をブラついてみる。島は一周30分くらいの広さで、大小さまざまのコテージや、レストラン、マッサージ棟、土産物やマリンアクティビティのショップ、医務室、クラブハウス等が配されている。テニスコートやサッカーコートもあり、サッカーコートは津波の避難所に指定されていた。
コテージには水上コテージもあり、コテージの建つ水上橋は自由に立ち入ることが出来る。水上コテージはこういう海上リゾートの華で、各戸のテラスから直接海に出れるようになっている。ただ、多くの客が物見遊山で水上コテージの前をウロウロしており、宿泊客はちょっと落ち着かない感じだった。
島の中央部は従業員の生活区域となっている。従業員のためのモスクもあり、リゾートのコテージに囲まれたエリアは、個人の洗濯物が干されているような生活臭のするエリアだった。こうしてリゾート島であちこち彷徨いながら泊まっていると、島内の3日間はあっという間に過ぎてしまった。