47都道府県温泉巡り・沖縄編01

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47都道府県温泉巡りも沖縄を残すのみ

47の全ての都道府県の温泉に浸かろうという企画も、46都道府県の温泉を制し、いよいよ残り1県となった。最後の温泉は沖縄県だ。

日本は火山列島なので、地面を掘れば温泉が湧出する事が多い。また、常温以上の水(通常は25℃以上)が湧出すれば、それは温泉と認められるので、数百m掘って常温より暖かい水が出てくれば、取り敢えず温泉を標榜しているリゾート地も多い。沖縄に温泉なんてあるの?とよく聞かれたが、そういった掘り当てた温泉を観光の目玉にしている温泉地が各地にあるのだった。

もちろん、昔からの温泉街などというモノは無く、温泉情緒などは期待できないが、南国沖縄で温泉三昧というのも、贅沢な話だと思う。なので、2ヶ所ほど温泉巡りすることにして計画を立てた。

ピーチ航空MM215便で沖縄へ

9月5日、関西空港からピーチ航空MM215便(機材A320ceo)で沖縄空港に到着。早速レンタカーのカウンターに向かう。送迎バスで20分ほど移動し、豊崎の沖縄アウトレットモールの近くにある巨大なレンタカーオフィスへと移動。早速レンタカーに乗り込み、旅をスタートさせた。

沖縄南岸の国道331号線を移動し、まず奥武島へと向かう。この島は面積0.23k㎡、人口900人弱。人口密度は3,800人/k㎡程度で、実は人口密度日本一と言われている島だ。人口密度日本一の島というのは定義が難しく、よく言われているのは愛知県の日間賀島が人口密度2,500人/k㎡弱で日本一と言われているが、これは本土と橋で結ばれていない島として日本一の島だ。(2021年7月に訪問済み・47都道府県温泉巡り・愛知編参照)

本島と数十mしか離れていない奥武島

では本土と橋で結ばれている島で、日本一の人口密度の島は何処だと言う話だが、例えば東京都江東区の辰巳島は6,700人/k㎡程度の人口密度があり、こういう都心部湾岸の島のどこかが日本一である可能性が高い。しかし、これらの島は埋め立てによって作られた人工島であり、国土交通省が定義する自然島ではない。自然島として一番人口密度が高い島は何処か?これも諸説あるそうだが、取り敢えず島の面積と人口がはっきりしている奥武島が人口密度日本一の島だと判断し、そこを訪問する事にしたのだった。

対岸から島を渡り、奥武島(おうじま)に到着。まず奥武島北部の市場前に車を停め、島から沖縄本島を眺める。島と沖縄本島は数十mほどしか離れておらず、川のような海峡を挟んで、対岸の街並みを確認することが出来た。

そして島の反対側へと廻り、奥武島海岸の駐車場に車を停める。ごつごつとした岩場越しに太平洋の大海原を一望し、奥武島の観光を終えた。

空中浮遊しているようなニライ・カナイ橋

次は国道331号線をさらに東へと進み、県道86号線へと向かう。この県道86号線の途中にインスタ映えするスポットとして最近評判のニライ橋・カナイ橋がある。この橋は高低差80mを1.2kmの長さで結んでいる橋で、大きくカーブを描いた橋から沖縄南部の島々を青い海の彼方に臨むことができる。

橋から少し山頂側に進むと、ニライ橋・カナイ橋を一望できる展望台がある。展望台といっても標識があるわけでは無く、トンネルの上の高台にある歩道から両橋を眺望する事が出来るだけであった。確かに橋は森の上を大きなカーブを描きながら設置されていて、青い海、緑の森のコントラストを空中浮遊しているような感覚になる。

沖縄南部のスポットを2カ所ほど巡ってから、南城市の山麓にある温泉ホテルへと移動。いよいよ沖縄の温泉に突入だ。

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