タイ県巡り・パトゥムタニー・ノンタブリー02

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タオプーン駅からパープルラインに乗り込む

フューチャーパークからタクシーに乗ってランシット駅に戻る。そして再びダークレッドラインに乗り、バンス―駅でMRTに乗り換え。ブルーラインをひと駅乗って、タオプーン駅で今度はMRTパープルラインに乗り換える。パープルラインは2016年に開業したバンコク郊外の都市鉄道で、2022年現在タオプーン駅とクローンバンパイ駅の16駅を結んでいる。このうち13駅が、ノンタブリー県内にある。パープルラインの路線は全て高架になっていて、バンコクのベッドタウンとして発展著しいノンタブリー南部のバンヤイ地区と都心を結ぶ郊外路線だ。そのため観光客は殆ど寄りつかない路線だ。

パーク&ライドの大きな駐車場

私は終点のクローンバンパイ駅まで一気に移動し、このクローンバンパイ駅に隣接するパーク&ライドの駐車場を見学する事にした。クローンバンパイ駅に降りると、その横にコンクリート製のの巨大な建物が見えてきた。これがクローンバンパイ駅まで車で移動し、そこから電車に乗り換えて通勤する、所謂パーク&ライドのために用意された駐車場だった。この駐車場ビルは、3階までが駐車スペースになっている。入口に収容可能車両数が記されていて、1階部が794台、2階部が696台、3階部が279台の合計1825台駐車可能の大型駐車場だった。ただ、駅の改札に直結している3階部は結構駐車している車はあったが、その他はガラガラだった。まだまだパーク&ライドはタイに根付いていないと実感される施設だった。

1階はガラガラだったが、3階はほぼ満車状態だったパーク&ライドの駐車場

旧ノンタブリー県庁舎のノンタブリー博物館

その後、クローンバンパイ駅から7駅戻り、チャオプラヤ川沿いのサパーン・プラナンクラオ駅で下車する。そして駅前でタクシーを捕まえて、ターナム・ノンタブリー(ノンタブリーフェリーターミナル)へとやって来た。このフェリーターミナルの近くに、ノンタブリー博物館という歴史博物館があるので、そこを観光する事にした。

ノンタブリー博物館は1992年までノンタブリー県の県庁舎として使われていた建物で、その一部が博物館コーナーとして使われていて、ノンタブリーの歴史のパネル紹介や、クレット島の素焼きの器などが展示されていた。ただ、展示物は大したものではなく、わざわざ時間を掛けてバンコクから移動し見学する価値がある博物館かどうかは微妙だ。

ノンタブリーからエクスプレスボートに乗る

1910年築の博物館の建物は、かなり老朽化していて、博物館の説明が無ければ単に古びた朽ちかけの建物にしか見えなかった。ただ、博物館の2階のテラスからチャオプラヤ川を見下ろす事ができる。古い木造建物のテラスの造作越しに見た夕方のチャオプラヤ川は、なかなか情緒ある雰囲気の情景だった。

博物館の見学を終えた私は、ノンタブリーのフェリーターミナルへと移動する。ここから、サトーン(サパーン・タークシン)までのエクスプレスボートに乗船する事ができるのだ。私はノンタブリー県からバンコク都に戻ったところのバーンポー船着き場で下船。船着き場に隣接しているバーンポー駅でMRTブルーラインに乗り換えた。こうしてパトゥムタニー県とノンタブリー県の日帰り旅行を終えた。

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