タイ県巡り・パトゥムタニー・ノンタブリー01
6月になるとタイは雨期に入り、旅行がしづらい季節になる。なので次の県巡りは、バンコク近郊の2県である人口17位のパトゥムタニー県と人口16位のノンタブリー県を訪れることにした。
バンコク近郊県への移動は郊外へと延伸している都市交通を利用すると便利だ。SRTのダークレッドラインに乗り終点のランシットで降りると、そこがパトゥムタニー県だし、MRTのパープルラインに乗ると、タオプーン駅から3駅目のイェークティワーノン駅以降はノンタブリー県だ。
都市交通の郊外県マップはタイ県巡りサムットプラカーンを参照
ただ、都市交通は郊外のベッドタウンとバンコクを結ぶ交通機関なので、目的も無く郊外の駅で降りても、何も見所がない場合が多い。なので、ダークレッドラインの終点ランシット駅とパープルラインの終点クローンバンパイ駅の近くで私の興味がありそうな所を事前にGOOGLE MAPで調べておき、それらを訪れてから、ノンタブリーフェリーターミナルの近くのノンタブリー博物館へと移動。ターナム・ノンタブリー(ノンタブリーフェリーターミナル)からエクスプレスボートでバンコクへと戻る計画を立てた。
まずMRTでバンス―駅まで移動し、そこからSRTのダークレッドラインへと乗り換える。ダークレッドラインは、2月にドンムアン空港へ移動したときに利用している。ドンムアン空港のターミナルは、バンコク都内に立地している。なので終点ランシットの2駅手前のドンムアン駅で下車した前回は、パトゥムタニー県に入境していなかった。今回がパトゥムタニー県初訪問となった。
バンス―駅でのダークレッドラインの乗り換えは少しややこしい。しかし、一度バンス―駅で乗り換えを体験していた私は、スムーズに地上のダークレッドライン改札口へと辿り着いた。前回は殆ど乗客がいなかったが、今回は平日の昼過ぎという中途半端な時間帯にもかかわらず、ほぼ満席の乗客を乗せて電車はバンス―駅を出発した。ダークレッドラインも郊外鉄道として徐々に利用客を増やしているようだった。
電車は25分ほどで終点のランシット駅に到着。ランシットにはタマサート大学やバンコク大学の郊外キャンパスがあり、そのキャンパス巡りをするのも楽しそうだと思っていたが、地図を見るとキャンパスは駅から10kmくらい離れていて、簡単に行けそうにない。バスは出ているだろうが、路線が良く分からない。将来は大学方面までダークレッドラインが延伸するとの事だったが、今回はキャンパス巡りは断念する事にした。
代わりにランシット駅から2kmほどのところに建っているショッピングセンター・フューチャーパークを訪れる事にした。10年前はバンコク都市圏の北部地区で最大のショッピングセンターだったとの事で、屋内でスキーができる施設は開設当時結構話題になったとの事だった。しかし、メガバンナーをはじめ、巨大な郊外型のショッピングセンターが林立する現時点では、もうそれほど大したショッピングセンターでは無くなっている。むしろ客離れが進んでいるせいかショッピングセンターの3階が閉鎖されており、淋しい印象しかもてなかった。