47都道府県温泉巡り・北九州編01
2022年3月に、タイから一度日本に戻った。日本帰国時には事前に自費でPCR検査を受けその陰性証明書を入手する必要はあるが、自宅に戻るのに公共交通機関が使えるようになり、またワクチンを3回接種していれば隔離も必要なくなった。タイ入国時には事前のPCR検査が4月から必要なくなり、5月か6月には1日間の自費ホテル隔離やコロナ保険加入も必要なくなるのではという噂もある。
タイ入出国のハードルはどんどん低くなっており、以前のように4カ月単位で日本とタイを行き来する生活が送れそうになってきているというのが実感だった。ただタイへの入国にはまだ自費隔離と保険加入の制約があるので、まだタイから海外へ出入りするのは難しい。なので日本にいる時は温泉巡り、タイにいる時はタイの地方巡りをしようかと思っている。取り敢えず今回の日本帰国にあたり、47都道府県温泉巡りの続きをしようと思った。
都道府県温泉巡りも残すはあと10県だ。どこに行こうか迷ったが、今回は北九州の3県を巡りことにした。いままで鹿児島、宮崎、大分、熊本の4県の温泉は巡っているので、今回は残る福岡、佐賀、長崎の温泉を巡り九州島内の県を全制覇することにしたのだ。
ということで、3月28日(月)に新大阪駅から博多に向かう新幹線みずほ607号に乗り込んだ。JR西日本の新幹線「みずほ」のN700形は「のぞみ」との差別化を図るため、指定席が2列+2列の4列シートになっている。座席幅は「のぞみ」の440mmに対し「みずほ」は460mmと余裕がある。しかも手すりも幅広で、窓側と通路側の手すりにはカップホルダーも設置されている。シートピッチやリクライニング角度は「のぞみ」と変わらないが、幅が広いとかなり余裕があるように感じる。朝11時6分に出発したみずほ607号は13時34分に博多駅に到着した。
博多駅から鹿児島本線と香椎線に乗継ぎ、海の中道へと向かう。そして香椎線の終点、西戸崎駅に14時29分に到着した。この駅前でこの日宿泊する休暇村志賀島の送迎バスに乗り換えた。
送迎バスは橋を渡り島の西側海岸線の県道を進んで行く。煌めく波間に浮かぶ周辺の小島や対岸のシルエットが、なかなか情景的だ。ただこの送迎車は満席で、荷物置き場も無かったので、通路にスーツケースを置いていたが、途中に寄った志賀島港のフェリーターミナルで新たな乗客があれば、通路上の補助席を使う必要があるので、スーツケースの置き場が無くなるところであった。送迎バスは20分ほどのドライブで、休暇村志賀島へと到着した。