47都道府県温泉巡り・熊本大分宮崎編03
翌朝、JR九州の特急日南シーガイア号に乗り、別府から宮崎へと移動する。37都道府県目の温泉巡りだ。宮崎の温泉と言えばシーガイアリゾートが有名で、フェニックスシーガイアリゾートのシェラトンに泊まろうかと考えたが、最低でも1泊4万円台でちょっと予算オーバーだ。あとえびの高原の京町温泉も一度行ってみたい温泉だったが、昨年の南九州水害の影響で、アクセスに難がある。そこで、昭和30年代の新婚旅行のメッカ、青島温泉へと出向くことにした。
日南シーガイア号の終点宮崎空港駅で降り、空港レンタカーを借りる。宮崎県は見所が散らばっているので、やはり車での移動が便利だ。まずは40年振りに青島を観光。そして堀切峠まで移動し、太平洋岸に広がる「鬼の洗濯岩」を見学。青島付近の観光地巡りをしてから、この日の宿のルートイングランディアあおしま太陽閣に逗留する。あおしま太陽閣には温泉付きのスーパー銭湯施設が併設されていて、宿泊客は何度でも浴場施設を利用することが出来る。宿泊客や日帰り客がかなり多く落ち着かなかったが、ナトリウム泉のヌルヌルした泉質の湯浴みを楽しむことができた。
翌日は日南海岸ドライブ。まずはサンメッセ日南を訪れる。ここはイースター島が公認している世界唯一のモアイ像の複製がある。これはイースター島の中央エリアの草原に立つアフ・アキビというモアイ像のレプリカだ。実はイースター島には2004年に行ったことがあり、そういう意味では17年ぶりのモアイ像との対面となった。ただ、本物のアフ・アキビは海に向かって立つ唯一のモアイという事で有名だったが、サンメッセ日南のモアイは海を背に立てられていた。
続いて鵜戸神社を観光。豊玉姫命が鵜草葺不合尊を生んだとされる神社で、海を見下ろす石段の下に神殿がある。本殿は洞窟の中にあり、暗い洞窟の中に建てられた本殿をグルリと廻る事が出来る。なかなか見所が多い神社だった。
しかし前日訪れた青島神社もこの日の鵜戸神社も、駐車場は車でいっぱいだった。平日に訪れたにもかかわらず、レンタカーもちらほら見かける。観光客がかなり戻ってきている事を実感した。
そして、宮崎空港へと移動し、レンタカーを返却。関空行きのピーチMM190便のA320に乗り込み、大阪へと戻った。