47都道府県温泉巡り・秋田編03

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源泉近く・渓流沿いの黒湯温泉

翌日乳頭温泉郷の湯めぐり帖を買って、乳頭温泉の温泉巡りを楽しむ。まず先達川上流の源泉地帯にある黒湯温泉を訪れる。ここも山の中の鄙びた立地で、素朴な風情の温泉だった。源泉近くにあるため、豊富な湯量が自慢だ。ただ、16室の規模の小さな宿であり、鶴の湯より秘湯感が高い温泉だと感じた。

続いて休暇村の温泉を訪れる。これはホテル風の規模の大きな温泉で、乳頭温泉郷で設備が充実した快適な宿に泊まりないのなら、ここの一択となるだろう。

無情な遊覧船の運休案内

ここで田沢湖へと移動。午後1時の遊覧船に乗ることにする。田沢湖までの20分ほどのドライブを楽しみ、前日も訪れた白浜の遊覧船乗り場へと向かう。遊覧船の乗船券を買おうと思い、窓口に向かう。ところが、窓口には人がおらずカーテンが閉まっている。おかしいなあと思って、窓口に貼っていた案内を見ると・・・なんと急に遊覧船が運休となったと表示されていた。残念ながらこの日も遊覧船に乗ることは出来なかった。

透明な泉質の蟹場温泉

仕方ないので、再び乳頭温泉郷に戻り、湯巡りを再開することにする。今度は温泉郷の一番北側に位置する蟹場温泉を訪れる。付近の沢に多くの沢蟹が生息していたことから名づけられた温泉だが、混浴の唐子の湯は透明な温泉だった。乳頭温泉郷のpHは2.5から7.2までバラエティに富んでいる。温泉の色からも、色々な泉質の温泉が揃っている事を改めて確認させられた。

途中に立ち寄った玉川ダム

折角湯めぐり帖があるので、もう少し乳頭温泉郷を回ろうと思っていたのだが、朝から降ったりやんだりしていた小雨が、ここで激しい降りになってしまった。仕方ないので温泉巡りを切り上げ、この日の宿、玉川温泉へと移動する。途中、玉川ダムを少し見学して午後4時前に玉川温泉へと到着。乳頭温泉郷から2時間弱の移動だった。

玉川温泉のバラエティーに富んだ浴槽

玉川温泉は温泉の王様と呼ばれている温泉である。pH1.05の強酸性の温泉で、主成分が硫酸・塩酸ベースの温泉だ。また、温泉法基準値の5倍という大量のヒ素化合物も含まれている。当然新しい温泉にこんな大量のヒ素が含まれていたら、利用は不許可になってしまう水準だ。しかし玉川温泉は戦前から湯治場として知られている温泉だ。ここが利用不許可になることは無いだろう。

肌がヒリヒリする100%源泉湯

温泉の大浴場には100%源泉、50%に薄めた源泉、ぬる湯、蒸し風呂、立ち湯などバラエティーに富んだ浴槽が用意されている。ぬる湯や50%源泉で体を慣らしてから100%源泉に浸かるのがいいと、パンフレットに紹介されていたので、その手順で順に入浴する。流石に100%源泉は体がヒリヒリし、軽い皮膚負けを起こしてしまったが、それでも気持ちいい湯治体験となった。

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