バンコク隔離ホテル生活01

2020年3月に日本に一時帰国した。ところが、その後コロナ騒ぎが酷くなり、4月には非常事態令が発令され全ての国境が閉ざされてしまい、外国人は全くタイに入国できなくなってしまった。私もバンコクに戻る術を失ってしまった。

しばらくは日本で国内旅行をしながら、タイに戻れる日を待ちわびていた。2~3カ月すれば事態が好転し、国境も開かれるのでは無いかと当初は思っていたが、世界中でコロナが蔓延し、国境が開かれる見通しが立たなくなってしまった。いつまで経ってもタイに戻れそうにない・・・そういった悶々とした日々を日本で送るしかなかった。

リタイアメントビザと再入国許可証

すると7月になって、タイ政府が一部の外国人の入国制限を緩和するというニュースが飛び込んで来た。ただ、入国できる外国人の条件を確認すると、タイ国籍保有者、永住者、外交官、留学生、労働許可証所持者などとなっており、ビザ保有者は対象外となっている。まだしばらく待つしかなかった。

9月になって、一部のビザ保有者も入国制限緩和の対象になったとの情報が入って来た。しかし対象となるビザはビジネスビザや退職者長期滞在ビザ(O-Aビザ、O-Xビザ)のみで、私が保有するリタイアメントビザ(Oビザ)は依然として対象外だった。タイに戻る夢はなかなか叶いそうにない。

11月になって、関空からバンコクに特別便が出ることになった。タイ大阪領事館のホームページを眺めていると、入国対象のビザが少し増えている。よく調べてみると・・・なんとリタイアメントビザ(Oビザ)も入国対象に加えられていた。私の保有するビザでも、タイに入国できるのだ。

関空~バンコク特別便開設を知らせる大阪領事館ホームページ

私は、12月24日(木)の特別便で、バンコクへと飛ぶことを決意した。2月にビザ更新があるので、それまでにタイに戻りたかったのだ。3月以来9ヵ月振りにタイへと戻れる。そこで、大阪領事館のホームページに書かれている書類を揃え、領事館へタイ入国の申請をすることにした。しかしこの書類を全てそろえるのが、思った以上に大変だった。

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