世界一周・第二期17
世界一周・第ニ期17日目(2019/11/12)
この日は午後4時10分の飛行機で、パムッカレ近くのデニズリ空港まで移動する。なので、午前中はイスタンブール市内を観光することにした。
実はイスタンブールは15年前にも一度訪れている。なので、メジャーな観光スポットは訪問済みだったので、今回は少しマイナーな観光スポットであるイスタンブール市街地西北部の、テオドシウス城壁と金角湾を観光した。
テオドシウス城壁は、イスタンブール旧市街の西側をすっぽりと覆い囲うように建てられた城壁で、5世紀のテオドシウスⅡ世の治世に建造された。長さは7kmにもおよび、ペルシア、イスラム、ロシア、オスマン帝国の砲撃から、何度もイスタンブール(コンスタンチノープル)を守った。オスマン帝国最後の攻撃でコンスタンチノープルが陥落した時も、城門の閂を閉め忘れたことが陥落の原因とされており、城壁自体が破られたわけでは無かったとされている。
城壁は幅10m、高さ8.5m。保存状態がいいところは昔の砦、城門なども残されていて、往時の防衛線を実感することができた。
城壁の近くをトラムで移動し、カーリエ博物館を訪れ、そして勾配のきつい坂を下りて金角湾にやって来た。金角湾はボスポラス海峡の西南に位置する入り江で、天然の良港とされている。コンスタンチノープル陥落戦でも、オスマン帝国が70隻もの船を陸路を使って金角湾に進入させたことが、勝負を決めたとされている。その後専用レーンを走るメトロビュスというバスに乗り、新市街のインターコンチネンタルホテルに戻った。
16:10発のTK2578便(機材B737)に乗って、デニズリ空港へ移動。空港からデニズリ市街行きのシャトルバスに乗り込む。途中の分岐路でセルビス(乗合バン)に乗り換え、宿泊先のカラハユットへと向かう。
カラハユットでは2014年にオープンしたドガホテルに泊まった。ここは温泉ホテルとして有名なホテルで、ドーム屋根の下に広がる温泉プールを取り囲むように客室が配されていた。