世界一周・第二期14

世界一周・第ニ期14日目(2019/11/9)

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翌朝アブシンベル空港へ向かい、アスワン経由でカイロに戻る。途中アスワンで5時間半の滞在時間を設け、アスワン市内を観光することにした。

乗客が僅か4人だったMS408便

アスワンまでのエジプト航空MS408便(機材A220)は、乗客わずか4人で、通常だったらフライトキャンセルされるレベルだ。私を含めビジネスクラス客が3人いたので、何とかキャンセルされずに済んだのだろうか。

朝9時前にアスワン空港に到着。空港前で客待ちしていたタクシーと交渉し、タクシーをチャーターして4時間ほどのアスワン観光を開始。まずはアスワンハイダムへと向かう。

アスワンハイダムからナセル湖を臨んだ

アスワンハイダムはナイル川の治水と灌漑のため、1970年ナセル政権によって作られた巨大なダムだ。ダムの上流はナセル湖として、面積5,250k㎡、最大貯水量1570億tの巨大人工湖が形成されている。

しかしこれだけの人工湖を作っても、エジプトは先進国の仲間入りができなかった。灌漑によってエジプトの耕作面積は広くなった。しかし、それでもエジプトは食糧自給を達成できず、今でも穀物を輸入している。湖畔にアスワンハイダムの記念塔が建てられていたが、これはソ連の協力を讃えた記念塔だった。欧米を敵にしていたナセルアラブの、当時の政治状況が伺い知れる。

アブシンベルの位置関係を示す模型

続いてヌビア博物館に移動。ここではアスワンハイダムによる水没を避けるため移設した遺跡群の紹介コーナーがあり、移設される前と移設された後のアブシンベル神殿の位置関係を示す模型もあった。

最後に切りかけのオベリスクを24年振りに見学してから、アスワン空港に戻る。MS412便(機材A220)に乗り、カイロ空港へ。そしてこの日はインターコンチネンタル・セミラミスホテルに向かう。ここで2泊した。

このホテルにもカジノがあったが、日本人はマシンゲームのみで、テーブルゲームに参加させてもらえなかった。仕方ないので、この日はエリザベス女王杯を予想・投票してから眠りに就いた。

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