タイ県巡り・ウボンラチャタニー03

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ケーン・タナの洗濯板状の溶岩

ムーン川沿いの寺院を後にして、次はケーン・タナへと向かう。ケーン・タナとは、溶岩が奇妙な形で固まり、ムーン川の浸食を受けて洗濯岩のように並んでいる奇景だ。宮崎の青島の周りの鬼の洗濯岩を彷彿とさせられるような光景が、乾季のムーン川の水面に現れている。活火山の無いタイだが、各地で温泉があるように、死火山(休火山?)はいくつかあるようで、こういう奇景を生み出すような大量の溶岩が発生した火山活動が昔はあったのであろう。タイで初めて溶岩絡みの景観を楽しむことができた。

2色に見えない乾季のメナム・ソン・シー

次にメナム・ソン・シー(2色の川)と呼ばれる景勝地に向かった。メナム・ソン・シーはメコン川とムーン川の合流点で、メコン川の泥が混じった水がムーン川の澄んだ水と混ざり合わず、しばらくの間2色のままで流れ続ける景観を楽しめるところだ。川の合流点にある寺院に車を乗り入れ、駐車場に車を停め寺院の裏に回って、2つの川の合流点のビューポイントへと移動した。しかし、残念ながらムーン川とメコン川の流れの色の違いは確認できなかった。乾季はメコン川の流れに余り泥が混じらないので、澄んだムーン川と同じような色になってしまっていたのだった。

溶岩が固まって出来た奇岩サオ・チャリエン

その次はパーテムと呼ばれる、メコン川沿いの景勝地へと向かう事にした。ただ、パーテムへと向かう道の途中に寄りたい寺院があると、友人の奥さんが仰る。また、寄り道して寺院見学することになった。奥さんが熱心に寺院でお祈りしている間、余り関心が無い私と友人はぼんやりと境内を見学しているだけだった。

パーテムに行く道の途中にサオ・チャリエンと呼ばれるキノコ状の奇岩を見物する。これも溶岩が固まった奇岩だそうで、この辺りの火山活動が結構活発であったことを物語っている。ただ、キノコ状の岩の笠の部分は、後から人為的に柄の部分の岩に乗っけたようにしか見えなかった。

パーテムのハイキングコース入口

続いて、ウボン観光のハイライトと言えるパーテム見物へと向かう。パーテムはメコン川沿いの断崖絶壁にある観光地で、川の反対側はラオスになる。崖の上の駐車場に車を停め、断崖絶壁に設けられた急な階段を下りていく。断崖絶壁には2000~3000年前のものと推定されている古代人の壁画が何か所か残されており、それを順に見学しながらぐるりと一周し、駐車場に戻る4kmのハイキングコースが設けられていた。ハイキングコース上には5ヶ所の壁画見学ポイントがあり、一周すればそれらを順に見学することができる。ただ途中、足場の悪い山道を進まなければならず、4kmも山道を歩くのは大変だ。なので、第1壁画を見学したら、元の道をUターンしようと思っていた。

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