47都道府県温泉巡り・埼玉編04

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明石発東飯能行き乗車券

武蔵五日市駅発9:30の電車に乗り、拝島駅へと移動。そして再び八高線に乗り東飯能駅へと向かう。実は今回の切符は、山陽本線の明石発・新大阪経由(東海道新幹線)静岡経由(身延線)山梨経由(中央本線)八王子経由(八高線)東飯能行きの乗車券を利用した。この旅行に出る前日に明石で用事があり、こういう明石発のルートの切符を買っていたのだった。今までの各駅では、切符を自動改札機に入れると反対側から切符が出てきたが、東飯能駅では自動改札機に吸い込まれた切符が出てくることなく回収されてしまった。

東飯能駅から西武鉄道秩父線に乗り換える。東飯能から秩父駅の間は山の中の路線で、東京近郊とは思えないような山間の風景が車窓に広がる。スマホの電波も途切れがちで、ボックス席を占拠した私はのんびりと流れる景色を眺めながら秩父までの列車旅を堪能した。

午前11時半頃に西武秩父駅に到着。駅近くのラーメン屋で昼食を済ませ、秩父鉄道の御花畑駅へと移動し、ローカル私鉄の秩父鉄道に乗り換えた。温泉宿の送迎時間まで間があるので、少し秩父周辺の観光をしようと思ったのだった。

和銅遺跡の和同開珎モニュメント

秩父は何度か訪れたことがあり、秩父駅周辺の名刹や長瀞などの観光地は訪れたことがあった。なので今回は御花畑駅から3駅進んだ和銅黒谷駅へと移動し、駅近くの和銅遺跡と聖神社を観光することにした。和銅遺跡は708年に日本で初めて天然銅が採掘された採掘場跡の遺跡で、この発掘で献上された銅により日本初の貨幣である和同開珎が発行されたことで知られている。昔の採掘場跡を見学し、採掘場近くに建てられた大きな和同開珎モニュメントを写真に収めた。

そしてまた御花畑駅へと戻り、西武秩父駅前のフードコートエリアでビールを飲みながら、温泉旅館の送迎バスの到着を待った。15時に送迎バスに乗り込み、この日の宿・ホテル美やまへと向かう。ここは13℃の源泉を沸かした単純硫黄泉。成分にメタホウ酸が含まれていて、神経痛・筋肉痛・関節痛などの痛みに効く温泉として知られている。これでついに47都道府県の源泉に浸かるという夢を達成することができる。本当にここは源泉を引き込んだ温泉なのか心配だったので、ホテルのフロントで源泉温泉なのか念のため確認する。温泉は沸かしているけど運び湯ではないことを確認し、無事47都道府県源泉入浴達成できることを喜んだのだった。

ホテル美やまの温泉大浴場

温泉は大浴場と露天風呂があったが、露天風呂は大浴場とつながっておらず、夕食前の貸し切りでしか入浴できなかった。なのでまず大浴場に向かい、アルカリ性のすべすべの湯を堪能した。翌朝、朝食を摂ってから露天風呂にも入浴する。森に面した露天風呂はマイナスイオン効果もあり、温泉の効能を十分に堪能できる作りだと思った。ところが、風呂を出て成分表を確認すると、露天風呂は温泉では無く、水道水を沸かした風呂であることを確認してしまった。我ながらええ加減な感想を言ってるなあと、独り言ちってしまった。

そして再び西武秩父駅まで送迎バスで移動し、特急の「ちちぶ26号」に乗り込んだ。特急ちちぶは最新車両のラビュー号で運行されていて、2019年より運用されたこの新型車両に乗れるのはやっぱり嬉しい。客席の高さ1,350mm、幅1,580mmの大型ガラスを用いた窓が床から400mmの位置に設けられていて、雄大な車窓風景を堪能することができる。ただ、当然客の足元も外から見られてしまう事になるので、女性客は気を使うのではないかと思ってしまった。私は秩父駅で買った弁当とビールをいただきながら、大きく広がる視野の風景を堪能しながら池袋駅まで移動した。

兜町に建つ東証アローズを見学した

ちちぶ26号は定刻より少し遅れ、11時50分過ぎに池袋へと到着。私はJR山手線に乗り換え、東京駅まで移動。そして日本橋出口から東へと進み往き、兜町へと移動した。この日は兜町2番地に建つ東京証券取引所の東証アローズに対し、午後1時に見学予約を入れていたのだった。東証アローズはかつて東証立会所の跡地に設けられた施設で、現在はマーケットの監視に使われている他、放送局のスタジオや、上場記念セレモニー、見学客対応などに使われている。かつての立会所だから、大きな体育館のような施設だと想像していたが、中は数人しか人がおらず閑散としていて、それほど大きな施設だという実感を持てなかった。ここで係員の案内を受け、東証の歴史や東証アローズの役割などの詳しい説明を受けた。説明は分かりやすく、投資家の立場でもとても参考になる案内だった。

そして東京都区内を少しブラブラしてから、午後5時に東京駅へと戻り、新幹線のぞみ253号に乗り込み新大阪へと向かう。のぞみ号では早割でグリーン車を予約していた。グリーン車以外では利用できなくなった車内販売を久々に利用したが、スマホを使って注文を入れると、アテンダントクルーに席まで運んでもらうシステムになっていた。車内販売というより、飛行機のキャビンアテンダントのような感じだった。

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