47都道府県温泉巡り・福島編02

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ピーチ航空MM137便で仙台空港へ向かう

関空発14:45のピーチ航空MM137便は、16:10に仙台空港に到着。空港から仙台空港鉄道に乗り、仙台駅まで移動して、駅近くのスーパーホテルに荷物を下ろした。この日は仙台駅前の食堂に入り、牛タンに舌鼓を打った。

そして翌日は仙台の定禅寺通りをブラブラと歩いてから、再び仙台空港へと移動。レンタカーの貸し出しカウンターに向かう。ただカウンターには誰も人がおらず、電話が一台置かれているだけだった。どうやらこの電話で係員に連絡し、レンタカーの貸し出し店舗まで移動する車を呼ぶシステムになっているようだった。ところが電話の前には先客がいて、係員と話し込んでいる。どうやら飛び込みで来た客のようで、希望する車種に空きが無いので、代わりにどんなレンタカーが借りられるのか、相談しているようだった。しかし希望に叶う車が見つからず、延々と電話で交渉している。おかげで私が係員と話しできる順番が、なかなか回ってこなかった。

銀山川に向かって建つ銀山温泉昭和館

送迎車に乗ってレンタカーの貸し出し窓口に移動し、やっとレンタカーの出庫手続きを終えた私は、車に乗り込んで出発。この日は東北自動車道と国道347号線を乗継ぎ銀山温泉に向かう。ドライブは順調で、2時間ほどで銀山温泉に到着した。温泉街は道路が狭く車を乗り入れる事ができないので、温泉街に入る手前のガレージに車を停めてから、旅館の送迎車で旅館へと移動した。

銀山温泉で泊まったのは、昭和館という宿だった。銀山温泉では明治25年に開業した能登屋旅館が有名だが、4/7から4/10まで休館となっていて泊まることができなかった。なので昭和館という旅館に泊まったが、この宿も江戸時代の開業で、旅館自体も昭和元年築の趣のある建物だった。ただ、泊まった部屋は白いクロスに囲まれベッドが置かれている洋室で、奇麗にリノベーションされているのは良いが、和風旅館の情緒を期待していた私は、ちょっと期待が外されてしまった。

展望風呂から能登屋旅館の屋根を見下ろす

ただ、この旅館は風呂が面白かった。風呂は1階と6階にあったが、6階の風呂は男女入替制の展望風呂になっていて、窓から銀山川沿いの銀山温泉の街並みを見下ろすことができる。能登屋旅館の趣のあるファサードを見下ろしながらの入浴は、なかなか気分が良かった。

4/8の銀山温泉は、まだまだ残雪が残っていて、少し肌寒かった。雪の残る銀山温泉は、外国人観光客が多く、聞こえてくるのは中国語ばかりだ。銀山温泉の宿は日帰り入浴があるところが少なく、泊り客でないと温泉街を堪能できない設えとなっている。こういう情緒のある温泉に泊まるのは、残念ながらインバウンド客ばかりとなっている感じだ。私の泊まった昭和館もシングルルーム1泊2食付きで37,400円という宿泊料となっており、この値段設定だとどうしても外国人が多くなってしまう。この昭和館にも何人かの外国人が泊まっていた。

陶器風呂や黄金風呂が並ぶ露天風呂

そして翌日レンタカーで仙台市内へと戻り、待ち合わせしていた知人をピックアップする。待ち合わせ場所は長町駅近くのショッピングモールで、このショッピングモールのレストランで食事を摂ってから福島県のいわき湯本温泉へと移動した。泊まったのは浜とくという温泉旅館。スパリゾートハワイアンズの隣に建つ旅館だ。この旅館は昭和49年開業で、昭和41年開業のハワイアンズと同様、600年の歴史のあるいわき湯本温泉の中では、比較的新しい温泉旅館だった。

浜とくは6階建ての温泉ホテルで、最上階が展望露天風呂になっていた。露天風呂には大きな岩風呂のほか、一人用の大石くりぬき風呂、陶器風呂、黄金風呂などもあり、バラエティに富んだ湯浴みが楽しめる。食事前、食事後、そして朝の3回に亘って入浴を楽しみ、ほのかな硫黄臭がある弱アルカリ性泉質の湯を堪能した。

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