タイ県巡り・チャイヤプーム県03

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プーウィアン恐竜博物館の実物大模型展示

翌朝9時にタクシーに乗り込み、チャイヤプーム県の観光地を巡るチャータータクシーツアーに出掛ける。ただ、最初に出向いたのはコーンケーン県内のプー・ウィアン国立公園だった。この公園は1976年埋蔵ウランを調査している際に発掘された、ジュラ紀のモノと思われる恐竜の化石で有名な公園で、博物館や発掘現場などを見学できる。

まず恐竜博物館を見学する。この博物館はタイの鉱物資源や地質に関する資料などが展示されていたが、メインの展示物はプーウィアン周辺で発掘された恐竜の化石や、恐竜の生きていた時代のジオラマに設置された実物大の恐竜の模型だった。恐竜の模型は首や尾が電動で動く仕掛けになっていて、迫力ある恐竜の動きを再現していた。

恐竜博物館を見た後、公園内の恐竜発掘現場も見学しようかと思ったが、発掘現場は公園内に点在していて、車の入れない山道を結構歩かないといけないとの事だった。この日は400kmもの行程を巡る予定だったので、発掘現場の見学は諦めチャイヤプーム県へと先を急ぐことにした。

幅広の岩肌を流れ落ちるタートトーン滝

ウドンタニーとチャイヤプームを結ぶ幹線道路をしばらく進み、そして幹線道路から外れて山道に入る。30分ほど山道を進むと、タートトーン滝の観光駐車場に辿り着く。駐車場から少し歩くと、滝が現れた。

タートトーン滝はプー・ランカー山脈に位置するタートトーン国立公園内の代表観光地で、広い岩肌を流れ落ちる滝が見どころとなっている。ただ滝の高さは5mほどで、それほど迫力ある滝という訳では無い。5月から10月の雨季は水量も多く、幅広の岩場を流れ落ちる様はそれなりに見所があるとの話だったが、1月は乾季で水量が少なく、ガッカリ観光地となっている可能性もあると思っていた。しかし案外水量があり、それなりの迫力を感じた。ここは地元観光客の憩い場となっている観光地で、水着姿の家族連れが、滝の上流の川で泳いでいたり、テントを広げて食事会を催したりしていた。

奇岩が建ち並ぶモーヒンカーオ

そして次は山道を車で昇り、モーヒンカーオへと向かう。ここもチャイヤプーム県を代表する人気観光地の一つで、数百年前の氷河や風雨の浸食でできた奇岩で有名な観光地だ。山頂付近に広い駐車場があり、そこに車を停めると目の前に奇岩の並んでいた。

奇岩は数個の石柱になっていて、それが綺麗に並んでいる。イギリスのストーンヘンジのような石柱だと紹介しているウェブサイトもあったが、私には山頂に建ち並ぶモアイ像のように見えた。

奇岩の周りには低い木の柵が設置されていて、一応柵の中は立ち入り禁止になっているようだったが、観光客は柵を無視して奇岩の近くにまで寄り進み、奇岩に触りながら写真を撮りまくっていた。またこの辺りはキャンプ場としても利用されていて、テントを広げた地元観光客が思い思いに寛いでいる姿も見られた。

そしてタクシーはコーンケーンへと戻る。ホテルには午後4時に着いた。結果的に7時間で400kmを駆け抜ける強行軍のツアーとなってしまった。

地方民族の暮らしを再現した実物大の展示

翌日、コーンケーンでもう一泊した私は、前回のコーンケーン旅行で寄ることが出来なかったコーンケーン国立博物館を観光した。この博物館は規模が比較的大きく見ごたえがある博物館だとの事だったが、コーンケーン中心部より1.5kmほど離れており、ちょっと出向くのが面倒な所だった。私は行きは歩いて博物館に出向き、帰りはタクシーかソンテオで帰ろうと思っていたが、博物館近くで客待ちするタクシーやソンテオを見掛けることが出来きず、結局帰りも歩きとなってしまった。

博物館では近くの遺跡で発掘された土器、仏像、レリーフ等が展示されていたが、2階の一画には周辺の民族衣装や民芸品を展示するコーナーがあり、地方民族の暮らしを再現した実物大の展示物もあった。こうしたローカルな展示物を、結構楽しく見学することが出来た。

そして4泊5日のイサーン旅行を終え、翌日タイエアアジアFD3255便でバンコクへと戻った。

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