中央アジア周遊ツアー04

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イスラム感が余り無いアルマトイ市内

前日まで飛行機に乗っての移動を繰り返していたので、中央アジア滞在6日目はアルマトイ市内をのんびりと観光する事にした。アルマトイは人口153万人。カザフスタン最大の都市で、1997年まで同国の首都であった。現在でも「南の首都」と呼ばれ、ビジネス・文化・学問の中心地として今もカザフスタン経済の要となる都市である。アルマトイは「リンゴの里」という意味で、昔は街じゅうリンゴの香りで包まれていたということだが、今は都市化が進んでしまいリンゴの木を見掛ける事は無い。

カザフスタンがソ連の一共和国となってから、アルマトイはソ連が主導し開発が進められており、如何にも旧ソ連の一地方都市という雰囲気が漂う。シルクロードのイメージからは遠く、ウズベキスタンではよく見かけた羊肉の屋台やケバブ屋を見つける事は出来なかった。

サトバエフ通りの両替店

この日はホテル・カザフスタンから500mほど離れたところにある国立中央博物館へと出向き、エアコンの効いた博物館内で時間を潰した。ホテルから博物館へと向かうサトバエフ通りで、両替屋が建ち並ぶエリアがあることを発見した。

アルマトイに到着した日にホテルの周りで両替屋を探し回ったが、残念ながら見つける事は出来なかった。到着翌日にツム百貨店内でやっと両替屋を発見できたが、キャッシュレス化が一気に進む発展途上国では、両替屋はどんどん減っているようであり、アルマトイでも両替屋は一掃されつつあるのかと思える状況だった。しかしホテルから500mほど離れたエリアで、まだ両替屋が林立するエリアが残っている事を確認できた。どうやら両替屋は観光客に便利な繁華街では見かける事が少なくなり、車での立ち寄りに便利な国道沿いにある事が多くなっているようだった。

エアコンの効いた博物館で、時間を掛けゆっくりと見学。石器時代の先住民や古代遊牧民の展示が多く、中世のイスラム都市国家の展示や、ソ連時代の展示物やソ連から独立した後の展示物も多かった。ただ、チンギスハーン時代やチムール時代の展示物が殆ど無く、これらの時代の史実は無視されているようだった。

ホテルで食べたジョージア料理

翌朝午前10時前の飛行機に乗り、タジキスタンの首都ドゥシャンベへと移動。ドゥシャンベで2泊してタジキスタンを観光した。これで国連加盟国ベースで100ヵ国目の渡航だ。(と思っていたが、後で調べたらバチカン市国が国連に加盟しておらず、実は99ヵ国目だった)

ドゥシャンベでは国旗広場の横に建つホテル・シュモンで宿泊。ホテルに到着するとドゥシャンベは砂嵐が強くなり、どんどん視界が悪くなっていく。外出する気にならなかったので、部屋でのんびりと時間を過ごし、外出は近くのツム百貨店でSIMカードを入手するのに留めた。夕食もホテルの併設レストランでいただいた。タジキスタン料理が食べたいと所望したが、残念ながらそこはジョージア料理のレストランで、ジョージア料理しか食べる事が出来なかった。

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