南カリブ海クルーズツアー06
クルーズ7日目は、バルバドスからプエルトリコまで南カリブ海を一気に北上する終日航海日だ。私は午前中からカジノに入り浸っていたが、時折カジノを抜け出し、船内を散策してみた。
ラプソディ・オブ・ザ・シーズ号は79,000トン級の中型船だ。ただ、7万トンクラスの船というのは、30年ほど前までは世界最大級の客船だった。中型船と言ってももちろん結構な広さがある。
2層吹抜けの劇場があり、連日歌謡ショーやアクロバットショー等が開催されている。特にアクロバットショーはレベルが高く、ジャグリングやテーブル・椅子を使った倒立アクロバットは定番だけど、客席と舞台が一体化し楽しめる。揺れる船の中でよくバランスが取れるものだと感心しながら見ていたが、揺れる事が前提の船の上の方が演技をしやすいのかも知れない。
あと、船には子供も遊べる広いプールもあるし、また屋内プールでは年齢制限があるので大人のためのプールエリアとなっている。プールでは常にウェイターが行き来し、アルコールやソフトドリンクのオーダーを受けていた。
子供向けの施設としては、ボルダリングコーナーやゲームセンターもある。まあクルーズ船には子供連れで乗船している家族も多く、子供が退屈するようなクルーズではファミリー層の支持を得られない。子供向けコーナーには監視員が常備しているので、親たちも安心して子供を遊ばせることが出来る。
前述の通り、ディナーは毎日コース料理が提供されるレストランでいただいた。米国発のクルーズ船では、ドレスコードが指定される日もあり、カジュアル、フォーマル、カリビアン、ホワイト等のコードを指定された。ただ強制ではないので、常にカジュアルな服装で過ごす客も多かったが、やはり多くの人が一定のドレスに揃えているのは華になる。私もジャケットにネクタイという最低限の洋装でフォーマルナイトを楽しんだ。
最終日はカジノを堪能し、翌朝プエルトリコに帰って来た。船を降り、前夜にパッキングしたスーツケースを受け取ってから、港で待機していタクシーに乗り込む。そしてサンファンのビーチリゾートエリアであるコンダード地区のリゾートホテルへと移動する。ホテルはIHGグループのチェーンホテル・ホリディイン・エクスプレス。1泊39,000円。まあ物価の高いアメリカでリゾートホテルに泊まろうと思えばそれだけ掛かるのは仕方ないと思っていたが、現地で1泊45ドルものリゾートフィーを余計に取られてしまい、結局1泊46,000円程掛かってしまった。なんだかなあ・・・
しかもホリディイン・エクスプレスは、IHGグループの格安ホテルカテゴリーであり、色々とショボいホテルだった。プールが中庭にあるが、周囲を高い建物に囲われているので昼間の一瞬しか日が当たらない。うーん、リゾートプールの機能を果たしていない。
ただビーチへと出向くと、ホテルが保有しているデッキチェアとパラソルのあるエリアがあり、宿泊客は無料で利用できる。まあそこがビーチリゾートホテルとしての最低限の機能であると言えよう。しかし、ホテルの部屋に乾燥機が置かれていて、その運転音がウルさかったのでスイッチを切って寝たのだが、朝起きると部屋の天井と床が結露水で水浸しになってしまった。うーん、乾燥機を使わないと結露しまくるホテルだなんて・・・かなり残念なホテルだった。
ビーチに並ぶ高級ホテルにカジノが併設されているのを発見。2日目は午前中ビーチで甲羅干ししてから、午後はカジノで勝負としけこんだ。
プエルトリコで2泊して、ヒューストン経由でサンフランシスコへと移動。空港近くのホテルに泊まり、翌日UA35便のマイル発券ビジネスクラスで関空への帰路に就いた。