南カリブ海クルーズツアー03

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エル・モロ要塞の砲台越しに海を眺める

翌日ニューヨークからプエルトリコへ移動する。午後2時過ぎに州都サンファンのホテルに到着したので、午後はオールド・サンファンの街を観光する事にした。

サンファンの教会や大聖堂を観光した後、世界遺産のエル・モロ要塞を観光。エル・モロ要塞はプエルトリコを占領したスペイン軍が築いた基地で、1589年に完成した歴史遺構だ。要塞は岬の高台に建ち、海から42mの高さにそびえている。当時は半島をぐるりと囲う見事な要塞だったが、今では中心部の石積み遺構を残すのみだ。しかし美しい石積みが残り、砲台やスペイン軍の部屋の跡を見学する事ができた。砲台越しに潮風を浴びながら海やサンファン湾の島々を眺めていると、大型の貨客船が行き交う姿を認める事ができる。こうやって砲台を船に向けていたのだなあと、往時の海事の事情を垣間見たような気になった。

5階デッキからラプソディ号に乗船

そして翌日の5月19日(日)、ホテルからサンファンのクルーズターミナルへと向かう。正午前にクルーズ船へのチェックインを済まし、いよいよクルーズ船へと乗船。今回はラプソディ・オブ・ザ・シーズという7万9千トンクラスの中型船だ。船はメインデッキが10階建てで、2,3,4,7,8階が客室フロアとなっている。各フロアに200室程度の客室があり、全客室数は1020室。一室2人使用したとして2,000人くらいの乗客数となる。実際は私のように一人利用の客室もあるし、2段ベッドを部屋に入れて4人使用するケースもあるので、満室で1,800人から2,400人くらいの乗客数というイメージだ。

午後2時ごろまで清掃中の客室には入れないので、まずは無料のレストランに行きアラカルトのランチをいただいた後、船内を探索。10階建の船内は、例えば去年乗船した17万トンクラスのMSCシースケープ号のような大型船と比べるとコンパクトだが、それでもレストランやカジノ・免税店・シアターが揃っていて、クルーズライフを満喫するには十分な設えだった。

客室には広めの幅の窓があり安心した

そして2時過ぎに部屋へと向かい、無事に入室。窓付きの部屋は4階に位置していて、海面より10数メートルほどの高さだ。窓が小さな丸窓しかなければ嫌だなあと思っていたが、窓の大きさは2m以上の幅があり、十分室外の眺望を楽しむことが出来た。部屋で寛いでいるとノックがあり、私の客室担当ハウスキーパーの訪問を受ける。ハウスキーパーはマイケルという名で、私のリクエストに応じて毎日アイスペールに入れられた氷を持ってきてもらえた。部屋に冷蔵庫が無かったので、この氷のサービスは有り難かった。マイケルはタオルアートも得意で、2日に一回色々なタオルアートで部屋に戻った私を迎えてくれる等のサービスも嬉しかった。マイケルのお陰で、クルーズライフは随分充実したものとなった。

そして夜8時、静かに船はサンファン港を出港した。これから7泊8日のクルーズライフが始まる。

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