ラスベガス・カジノ02

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もう遅い時間だったので、スマホのデザリングで最低限のメールやネットニュースを確認して寝ようかと思ったが、格安SIMカードを使っているせいか、ホテルの部屋では殆ど電波を拾えなかった。仕方ないので再びフロントに出向き、ネットの接続方法を確認しようとした。iPadをフロントの従業員に見せ、ネットが繋がらないと訴えたが、フロントでパスワードを入力すると、何故か一発でネットに繋がってしまった。

ネットが繋がらなかったホテル室内

ネット繋がって良かったねと従業員に言われ、そのまま部屋へと引き上げる。ところが、部屋ではネットに繋がらない。またフロントに出向き、部屋でネットが繋がらないと伝えたが、フロントではネットのテクニカルサービスを受け付けていないので、部屋からテクニカルサービスへ電話するように言われてしまう。うーん、電話では英語を上手く話せないので、できれば口頭で相談したかったのだが、仕方ない。この時点で夜の1時を過ぎていたので、ネット接続は諦め、寝る事にした。

睡眠不足だったが、時差ボケもあり朝7時前に目を覚ましてしまう。そこで朝食を食べてから、まずネット接続しようと思い、部屋からテクニカルサービスに電話を掛ける。ところがホテルの電話は自動音声で、サービスの選択肢から適切な番号を選んでプッシュしないと、希望のサービスに辿り着くことができない。しかし、自動音声の英語は私には早口で、満足に聞き取る事が出来ない。何度も選択肢を行き来しながら、やっとインターネットサービスにつながった。ここまで20分ほど掛かってしまった。

サービスの窓口で、お前はいまどこにいるのかと聞かれたので、部屋番号を答える。違うと言われたが、何を言っているのかよく聞き取れないので、部屋番号を繰り返し答えた。すると、ニューヨークかサンフランシスコかと聞かれる。ラスベガスには「ニューヨーク・ニューヨーク」という名前のホテルもあるので、ホテル名を聞かれたのかと思いフラミンゴだと答えたが、また違うと言われてしまう。どうやらこのインターネットサービスはアメリカ各地区の色んなホテル共有で使われているシステムのようであり、サービスの合理化のため、アメリカ中のホテルのインターネットサービスを一手に引き受けている会社に繋がったようだった。つまり電話の相手は、私が今アメリカのどの街にいるのかも分からないのだった。

昼のフラミンゴホテル

相手の質問の意図をやっと理解できた私は、やっとラスベガスのフラミンゴホテルだと伝える事ができた。一事が万事この調子で、電話でのやり取りが全く要領を得ない。また、インターネットサービス会社はセクションが細かく分かれているようで、結局3~4回電話は転送され、そのたび5~10分ほど待たされる。もういい加減いやになってしまったが、ネットの無いホテルライフは考えられないので、辛抱強く下手な英語で何度もネットに繋がらない事を説明する。やっとネットの技術担当者に繋がったようで、その技術担当者から、あなたの部屋のネット環境をリセットすると言ってもらえ、ようやくネットに接続する事に成功した。結局ネットが使えるようになるまで、1時間半ほど掛かってしまった。

しかし、翌日またネットに繋がらなくなってしまった。また電話でこういったやり取りを繰り返すのかと思うと、嫌になってしまう。ただ、フードコート等のパブリックスペースでは問題なくネットが繋がる。結局これ以降、部屋でのネット利用を諦め、パブリックスペースのみでiPadを使うことになってしまった。

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