ラスベガス・カジノ01
カジノのメッカ、ラスベガス。都市別のカジノの売り上げランキングではマカオに首位を明け渡して久しいが、ショービジネスや見本市といったIRとしての存在感は圧倒的で、今も世界随一のメガ・カジノシティと言えよう。
実はラスベガスには過去8回訪れていて、もちろんそのたびカジノで奮戦したのだが、残念ながらラスベガスでの戦績は8戦全敗。賭場としてのラスベガスは相性が良くない。しかしラスベガスは次々と新しいホテルや娯楽施設がオープンし、何度来ても飽きることなく楽しめる街だ。コロナ禍が世界を席巻していた頃は全ての開発はストップしていたようだが、コロナ後は少しずつ開発が再開しているようであり、8年ぶりにラスベガスを再訪しようと考えたのであった。
2024年2月13日、UAのマイルを使って関空からサンフランシスコ経由でラスベガスへと向かう。関空~サンフランシスコのUA34便はB777。プレミアムエコノミークラスとなるプレミアムプラスでの搭乗だった。UAのプレミアムエコノミークラスは初めての利用だったが、機内食も少し豪華だし、座席も広めに設定されている。簡単なアメニティキットも提供されており、一昔前のビジネスクラスといった待遇だった。まあ、ビジネスクラスが一昔前のファーストクラス並みのサービスになっているから、搭乗クラスがそれぞれ一つずつ上がっているイメージだ。
サンフランシスコでの7時間のトランジットを利用して、少しだけ市内観光。そして夜9時着の便に乗継ぎラスベガスへと向かう。ラスベガスのバゲッジクレームで私の荷物が出てこず、すわロストバゲッジかと慌てたが、トランジット時間が長かったので荷物だけ先にラスベガスに到着しており、別室のバゲッジルームで無事に荷物を受け取る事が出来た。
そして乗合のシャトルバンでホテルへと向かおうと思ったが、次のシャトルは40分後と言われてしまい、タクシーでフォーコーナーのホテルへと移動。タクシー代はチップ込みで35ドル掛かったが、シャトルバンが片道20ドルだったので、まあストリップ通りのホテルならタクシーでもシャトルでも大きな違いは無い。ただ、35ドルは今のレートで5千円以上となってしまうので、日本円に換算すると嫌になってしまう。まあアメリカ滞在中は交通費にしろ食事代にしろ、物価高と円安のおかげで日本円で計算すると気が滅入ってしまう日々だったので、精神衛生上の対策として極力日本円で計算しないように過ごす事にした。
今回の宿泊先はフラミンゴホテル。実は初めてラスベガスで泊まったのはこのホテルで、27年振りの滞在だ。当時はフラミンゴヒルトンと呼ばれていたホテルだが、今回ストリップ通りで安いホテルを探し、一泊5,600円ほどで泊まれるこのホテルを再度利用する事にしたのだった。ただ、ホテルではリゾートフィーと呼ばれる別料金が一泊45ドル掛かってしまい、結局1泊で12,000円以上取られてしまった。それでも今のアメリカでは安い滞在費だ。
ホテルに辿り着いたのは夜10時過ぎ。カジノの中を進みフロントへと向かったが、夜10時過ぎなのにチェックインカウンターに長蛇の列ができている。結局チェックインできたのが11時過ぎとなってしまった。時差ボケもあるので、部屋でメールやネットニュースをチェックしたらすぐに寝ようと思ったが、フロントで聞いたネットのパスワードを入力しても、ネットに接続できない。うーん、これは困った。