スリランカツアー04

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森と一体化したヘリタンス・カンダラマ

シーギリアからカンダラマに移動し、カンダラマ湖の湖畔でチャータータクシーを降りた。この日の宿は、スリランカ随一の建築家ジェフリー・バワが設計した内陸リゾートのヘリタンス・カンダラマだ。

ジェフリー・バワはコロンボ生まれの建築家で、スリランカ各地に名建築を残している。特に数々のトロピカル・リゾートホテル建築が有名で、ヘリタンス・カンダラマもその一つだ。ヘリタンス・カンダラマはバワ唯一の内陸型リゾート建築で、全長968m。森と湖に溶け込むように造られたホテルは、岩肌が剥き出しとなったロビーや、湖と一体化しているようなプールなど、自然との境界線を取り放ったような設計だった。

客室も森の緑に溶け込んでいる

客室も森の緑に溶け込むように設計されていて、最新設備を持つグランディングスタイルのホテルのようだった。水回りが古く不便だとか、WIFIが全くダメでデジタルデトックスを余儀なくされるとかの情報があり、少し心配な面もあった。しかし、水回りはシャワーの水が浴室の廊下を濡らしてしまう程度の問題だけで、湯の量や温度は全く問題なかったし、WIFI環境も最近整備したのか十分なスピードで、動画ストリーミングも快適だった。

食事は館内のレストランを利用するしかないが、アラカルト料理の種類も多く、また軽食(スナック)メニューもあり、同じような料理に飽きてしまうという事も無かった。1泊4万円ほど掛かったが、まず満足できるリゾート滞在となった。

ヘリタンス・カンダラマでは2泊した。3日目の昼過ぎにホテルを出て、タクシーでキャンディまで移動。キャンディから再び特急列車に乗り、コロンボへと向かう。その後コロンボで3泊した。

市場では多くの人が往き交い賑わっている

コロンボからは南海岸の城塞都市・ゴールに日帰り旅行しようかと計画していた。ところが、コロンボにカジノがある事を発見してしまった私は、結局2日間カジノに入り浸る事となり、ゴールまでの日帰り旅行には行かなかった。コロニアル建築が多く残る城塞都市ゴールには一度行きたいと思っていたが、コロンボからゴールまでの高速バスが現時点で運行しているのか情報を得られなかったので、バスターミナルに行ってみないと高速バス運行状況が分からない。なので、ゴール行きを諦めたのであった。

コロンボで2日間、カジノに行ったり市内の観光地をいくつか巡ったりして時間を潰した。コロンボのカジノ記は次の通り。

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コロンボフォートのカフェで夕食を摂る

コロンボで3泊した後、朝7時半の飛行機に乗るため、朝4時半にホテルを出た。ホテル前で待っていたタクシーの運転手に、空港までのタクシー代を尋ねる。最初はよく聞き取れなかったが、聞き返すとファイヴ・ファイブと言っているように聞こえた。前日にホテルのフロントで空港までのタクシー代は幾ら掛かるのかを尋ねたら、6千ルピー(=約2,700円)が相場だとの事だったので、タクシー代は5,500ルピーなんだなと解釈し、私はタクシーに乗り込んだ。

空港に到着し、タクシーを降りる。そして運転手にチップ込みで6,000ルピーを手渡す。ところがそれを見た運転手が怒り出す。タクシー代は何と15,500ルピーだと主張するのだ。乗る前に尋ねた時は、ワン・ファイヴ・ファイヴと言っていたようだった。

しかし、15,500ルピーというのは日本円で7,000円換算だ。35kmほどの道程なので、それなりにタクシー代が掛かるのは分かる。だが、スリランカの物価水準で7,000円というのは、明らかにボッタクリだ。私は6,000ルピーを無理やり運転手に押し付け、トランクを勝手に開けてスーツケースを取り出し、そのまま空港へと歩いて行った。ボッタクリ運転手は散々文句を言っていたが、やはりボッタクリだったと自認しているのか、追いかけては来なかった。

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