スリランカツアー02

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コロンボ・フォート駅の構内は大賑わい

翌日ホテルをチェックアウトした私は、タクシーにスーツケースを積みコロンボ・フォート駅へとやって来た。12:40出発のコロンボ発キャンディ行きの特急に乗るためだった。

コロンボ発キャンディ行きの特急一等エアコン車両は行きが2,000ルピー、帰りが1,500ルピー、往復で3,500ルピー、円換算で1,570円ほどだった。事前にスリランカ国鉄のホームページで座席を予約することができ、バウチャーを印刷してパスポートと一緒に駅の窓口に提出すれば、切符に交換してもらえる。インターネットの決裁手数料が5%掛かるが、事前に列車の座席を確保できるのは有り難かった。

スリランカ国鉄・特急1等エアコン室

コロンボ・フォート駅でしばらく列車を待ち、12:40発の1023列車に乗り込む。一等車エアコン室はとても快適で、2人掛けの回転式リクライニングシート。席の間隔も広く、ゆったりと座る事ができる。ただ、スーツケース置場はなく、網棚に上げるか椅子の前に置くしかない。私のスーツケースは18kgほどあったので、網棚に上げるわけには行かず、椅子の前に置くとスペースがかなり狭くなってしまうので、隣の席にずっと置きっぱなしだった。幸い私の隣の席はずっと空席だったので、そのままスーツケースを置き続けることが出来た。

特急はスリランカの丘陵地帯の山道を縫うようにキャンディに向けて進んで行く。列車はかなり揺れるので、本やスマホを見続けるのは辛かったし、エアコンが効きすぎて上着が必要だったが、しかし快適にキャンディまでの汽車旅を楽しんだ。30分ほど遅れた16:30くらいに、1023列車はキャンディに到着した。

一部改装工事中だったクイーンズホテル

キャンディの宿は歴史あるコロニアルホテルのクイーンズ・ホテル。少し古いホテルで、クラシカルホテルと呼ぶのかくたびれたオンボロホテルと呼ぶのか微妙な設えだったが、まあ水回りはしっかりとリフォームされており、最低限の快適さは保たれていた。

キャンディに到着すると、それまで少し具合が悪かったメガネの弦がとうとう折れてしまった。うーん、メガネを買い直す必要がある。しかし、財政破綻国であるスリランカでメガネを買うのは抵抗がある。バンコクに戻れば日本のメガネ屋の支店もあるので、それまで持参の別のメガネで我慢する事にした。そのメガネはパソコン作業用の度が低いメガネだった。その後スーツケースも壊れてしまいバンコクで買い直したので、色々出費が嵩んでしまった。

賑やかな仏歯寺のプージャー(礼拝)

翌日はキャンディ市内観光。まずは仏歯寺へと赴く。仏歯寺はスリランカを代表する仏教寺院で、紀元前543年インドで仏陀が火葬された時に手に入れたとされる仏陀の歯が奉納されている。セイロンで都が変わるたび一緒に運ばれ、キャンディがセイロンの都となった1590年にこの寺に納められた。

仏歯の収められている部屋は、1日3回の礼拝(プージャー)に扉が開かれる。私は9:30のプージャーを見学し、仏歯部屋が開扉される様子を眺めた。打楽器の音がガンガン鳴り響く中、仏歯が祀られている部屋の扉が開けられ、仏歯が収められている宝石が散りばめられた小箱が取り出される。観光客が写真やビデオを撮りまくっている中、神聖な儀式は賑やかに執り行われた。

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