オカダマニラ・カジノ②02
オカダホテルは5年前はまだソフトオープンでまだ増築を進めているところだったが、現時点では主要エリアの工事を終え、ほぼ全面開業している状況だった。ホテルの裏側にあった海沿いの遊歩道もガラス張りで屋根付きガラス張りのプロムナードに改装されている。カジノスペースも以前の2倍くらいの広さになっていた。
広いカジノフロアを回りながら、まずテーブルゲームのミニマムレートを確認。BJのミニマムは1,000ペソで、以前の倍になっていた。ただ、変形BJであるダブルBJというのがあり、こちらはミニマム500ペソ(=約1,300円)。あと、バカラのミニマムは2,000ペソでやや敷居が高いレートだ。ルーレットは3種類あり、シングルゼロのホイールでミニマム250ペソ。ダブルゼロのホイールが100ペソ。あとトリプルゼロ(0と00と☆印のあるホイール、控除率は3/39)のホイールで50ペソだった。
ノーマルBJはミニマムが高いので、まず変形BJであるダブルBJに参戦。ノーマルBJとの違いは、プレイヤーに有利なルールとして最初の2枚でステイする際、ダブルを掛けられる事だ。つまり親のフェイスカードが5で、プレイヤーがダブルピクチャ(20)の局面などでは、親が17か18か19かバーストとなれば、倍賭けの配当を得られるのだ。注意しないといけないのは、親が20を作ってしまった場合は通常勝負はプッシュ(引分)だが、倍賭け分は親の勝ちになってしまう点。あとプレイヤーが最初にBJを作ってしまった場合などは、倍賭けすることはできない。
一方プレイヤーに不利なルールとしては、親の16がプッシュ(引分)になってしまうルールだった(プレイヤーがBJなど21を作っているケースは除く)。それとサレンダーはできないルールだった。
多分ゲームバランスとしては若干プレイヤー側に不利なルールだろうが、まあ普通のBJ感覚で楽しめるゲームだった。これを5,000ペソ勝ちか5,000ペソ負けになるまで遊ぶ事にした。最初ダブルチャンスが結構あり、その勝率も高く、あっという間に5,000ペソ勝ちかと思われた。しかし、ダブルチャンスで勝てれば丁度5,000ペソ勝ちになるという局面で、親がフェイスカード5から6、ピクチャーと引いてしまい逆転負けを喫すると、そこから膠着状態に陥ってしまう。結局3時間ほど勝負して原点に戻ってしまい、そこでテーブルを離れた。
そして続いてミニマム100ペソのダブルゼロルーレットに参戦。しかし、それは全く擦りもせず、2,000ペソ負けで終了。そこで1日目の勝負を終えオカダホテルを引き上げた。うーん、アンヘルスに続いてルーレットがダメダメだ。まあしかし、バカラさえやらなければヤスヤスコースで遊べることが分かり、資金不足で不本意な退却を余儀なくされる事態を避ける事ができる。
とはいえ、ヤスヤスコースのみでは大勝ちは難しい。2日目は、ノーマルBJとシングルゼロルーレットで大勝負する事にした。
まず1万ペソをカジノチップに変え、ノーマルBJに参戦。ミニマムの1,000ペソを1枚ずつ張っていく。ダブルBJとの違いは、サレンダーも可能だった事。テーブルには私一人なので、勝負は非常にスピーディ。最初は親の激ツモが繰り返され、見る見るチップが減る展開だったが、途中からプレイヤーにダブルダウンチャンスが散見されるようになり、その勝率も高く、原点復帰を果たした。目標の1万ペソ勝ちも視界に入ったと思ったが、そこからがいけない。途中からプレイヤーの手札が絵札1枚とローカードという組み合わせ地獄に嵌ってしまい、サレンダー貧乏の展開。親のフェイスカードがローカードの場合でも、そこから20や21を作られまくる展開となり、結局1万ペソを溶かして終わってしまう。
続いてシングルゼロルーレットに参戦。ミニマム250ペソなので、6000ペソをカラーチップ24枚に変えて勝負開始。いつもの1回3点賭け勝負だ。すると1投目でいきなり当たり。いきなりチップが57枚に。次はチップ2枚ずつ(500ペソ)を3点賭け勝負だ。しかしそこからずるずる9連敗。結局6000ペソも溶かしてしまった。
うーん、これでほぼ予算を使い切ってしまい、結局見どころなくフィリピンカジノは終了。残念ながらアンヘと併せて22,000ペソ負けとなってしまい、トボトボとカジノを後にした。