オカダマニラ・カジノ②01
2023年10月にフィリピン旅行に出掛けた。4年振りのフィリピン訪問だった。
4年前と比べるとフィリピンの通貨であるペソは、1ペソ約2.05円から約2.65円と1.3倍くらいに値上がりしていた。またフィリピンの物価も随分高くなっていた。例えばホテル代は、マニラで定宿にしているヘリテ-ジホテルが1泊3,000ペソくらいだったのが今回は1泊4,600ペソくらい掛かってしまった。日本円に換算すると6,000円が12,000円へと寝上がっている計算になる。うーん、これは結構痛い。今回も前回と同様オカダマニラホテルでカジノを楽しもうと考えていたが、ミニマムレートが上がってしまい満足に遊べなくなっていないか心配だった。
旅行費用の予算は20万円(約75,500ペソ)。ところがいきなり日本で出鼻を挫かれてしまった。大阪から特急はるかに乗って関空まで移動していたのだが、はるかの中で致命的な忘れ物に気付いて天王寺ではるかを飛び降り家へとトンボ返り。時間が無くなったので大阪から関空までのタクシー移動を余儀なくされてしまったのだ。タクシー代は23,000円。予算は17万7,000円(約67,000ペソ)に減ってしまった。
アンヘルスで3泊、マニラで2泊する旅程の旅だった。マニラのヘリテージホテルは事前にクレジットカードで支払いを済ませていたが、アンヘルスのセントラルパークホテルは現地払いである。またマニラ・アンヘルス間は往復ともプライベートカーでの送迎をホテルに頼んでおり、これも現地払いだ。ホテル代は1泊5,000ペソ、送迎代は片道3,800ペソ。合計で22,600ペソ。その上アンヘルスではカジノの負け額も含めて18,000ペソほど散財してしまった。という事でマニラに辿り着いた時点で残りは26,000ペソほど。食事代や移動代の予算を5,000ペソほどと考えていたので、カジノの予算は2万ペソ強ほどということになる。うーん、ますます満足に遊べなくなっていないか、心配になって来た。
2023年10月11日、私はアンヘルスから送迎車に乗り、マニラに辿り着いた。ホテルに荷物を置き、オカダマニラホテルへとタクシーで移動する。
オカダマニラはパサイの埋め立て地区にある日本人資本のホテルで、マニラ最大のカジノを擁するリゾートホテルだ。ここでのゲーミングは2回目だが、流石にゲームの種類も多く、余りストレスなく遊ぶことが出来る。ただ泊まると1泊3万円以上掛かってしまうので、別のホテルに泊まりタクシーでカジノ通いする事にしている。
実はアンヘルスには地元民用の小さなカジノがあった。ただ、このカジノは私が好きなブラックジャックが無く、またバカラもミニマムが500ペソなので、調子が良くないと参加できない。なので、ルーレットしかやらなかったが、2日続けて見所無く2,000ペソの負け。合計4,000ペソ負けていた。しかしオカダマニラホテルならノーマルルールのブラックジャックがある。ここならルーレットでしか遊べないという事態は避けられる筈だった。あとはミニマムレートが激上がりしていて、満足に遊べないという事態にならない事を祈るだけだ。私はホテルのフロントからバカでかいカジノホールへと歩を進め、まずどんなテーブルゲームがあるのか、確認する事にした。