西カリブ海クルーズツアー05
クルーズ船内の食事は、3食ともクルーズ代金に含まれている。
朝食はメインレストランでイングリッシュブレックファーストをいただいた。卵の焼き方は、スクランブルエッグや卵焼き(サニーサイドアップ)等を指定できる。また付け合わせのベーコンやソーセージも、何種類から選択できる。予め朝食に出てきそうな卵やベーコン類のメニューを、英語で指定できるように予習しておくと良いだろう。
昼食はアッパーデッキのレストランでビュッフェ。ただ、朝食から胃にもたれる料理をいただいているので、ビュッフェではサラダ、スープ、パスタなど、軽めのメニューとビールで済ませる事が多かった。
夕食は上級クラス専用レストランでワインを飲みながらコース料理。これを毎日いただいた。昼食を少ない目にしたつもりだったが、結局かなり太ってしまった。
今回のクルーズ旅行では、ビーチやプールデッキで何度も日光浴をして過ごした。MSCシースケープ号では、ビーチマットとビーチタオルが船室に常備されていて、それをビーチやプールに持ち出して使うシステムだった。他のクルーズではプールやビーチに置かれているタオル等を使うケースばかりだったが、たまにタオルが足りなかったり、有料だったりする。今回寄港地のビーチがプライベートビーチとなっていたMSCクルーズでは、タオルやマットも事前に客室に備え付けておくのが合理的だと判断されたのだろう。これもなかなか面白いサービスだった。
ただ欧米のクルーズ船のプールデッキでは、船がどこにも寄港しない日は乗船客がプールに集中する事も多く、そんな日のプールデッキはごった返していた。
あとインターネットパッケージは1デバイス100ドル、2デバイス180ドルだったので、1デバイスのみを契約。手持ちのiPadのみインターネットに接続し、スマホ(iPhone)はネット接続しなかった。そのため、スマホはSIMが使えるアメリカとメキシコ上陸時にしか接続できなかった。iPadの接続を切ればiPhoneを使えるようになるのではないかと期待したが、ネットがデバイス自体を認識するシステムだったので、最初に接続したiPad以外はネット接続できなかった。航行時やアメリカ、メキシコ以外の上陸時はスマホを使えなかったので、LINEを使えなくなったのは痛かった。船内のインターネット接続は、動画もストレスなく見る事ができるほどで、航海中でもパフォーマンスに問題なかった。なので、2デバイスのパッケージにすれば良かったと後悔したが、8日間の旅行のインターネット接続に2万5,000円も使えないと考えてしまったので仕方ない。
最終日はごった返したプールサイドや多くの人々がプレイしていたカジノで、一日中過ごした。
荷物を詰めたスーツケースを廊下に出して、最終日の夜を迎える。朝5時前に目を覚ましてしまい、バルコニーに出て外を眺めたら、船は既にマイアミの港内を航行していた。バルコニーで夜風を頬に受けながら、夜明け前のマイアミ港の明かりが流れるのをのんびりと眺めていた。
マイアミ港ターミナルCからタクシーに乗り、マイアミビーチのホテルへと移動。ビーチで最後の甲羅干しをした。そして久し振りに日本料理が食べたかったので、かなり高い店だったがマイアミの居酒屋で夕食をいただいた。翌日はサンフランシスコに移動。空港近くのモーテルで1泊してから、大阪へと向かうUA便に乗り込んだ。
今回のクルーズ旅行の総費用は約45万円。飛行機代はUAのマイレージを使ったので殆ど掛からなかったが、クルーズ代20万円+フリードリンク・ネット接続費・寄港地バス旅行代・クリーニング代などが12万円、アメリカ国内のホテル代11万円+食事代等が2万円というのが大体の内訳だった(カジノ費用を除く)。