西カリブ海クルーズツアー04
5日目はケイマン諸島のひとつグランドケイマンに寄港。ケイマンでは寄港地のバス旅行(エクスカーション)に参加した。
クルーズ船はケイマン諸島最大の繁華街ジョージタウンの沖に停泊。沖止めされたクルーズ船から、テンダ―ボートに乗り換えジョージタウンの港に上陸し、ツアーの小型バス乗り込んだ。参加したのはグランドケイマンのいくつかの観光地を巡るツアーで、まずヘルと呼ばれている観光地に寄る。ヘルは黒い石灰岩層が地上に露出した景勝地で、ゴツゴツした石灰岩層が地獄のような様相を呈しているためヘル(地獄)という名がつけられている。近くの土産物店で自分用の土産にヘルTシャツを買った。
続いてケイマン・タートル・ファームと呼ばれる亀を中心に展示している水族館を訪れる。放流用の赤ちゃん亀を人工孵化室で見る事もでき、なかなか楽しかった。
そして次にボートに乗り換え、スティングレイ・シティという小島に向かう。小島の近くのサンドバーという深さ1mほどの砂場が、目的地だ。ここは無数のスティングレイ(アカエイ)が集まってくることで知られる観光地で、エイとの触れ合いが体験できるというスポットとなっている。
ボートはサンドバーに横付けするように停泊し、ボートから直接海に入る事になる。すると、ガイドが持つ餌のイカを目当てに体長1m以上もあるスティングレイが近寄ってきて、足の間を泳ぎ回るという趣向の体験ができる。エイへの餌やりも体験できる。上着を脱ぎ水着姿となったツアー参加者は、次々と海へと入っていった。
私は水着を持ってきていたものの、狭いボートでは着替える事ができなかった。なので結局海には入らず、海の中でエイとの遊泳を楽しむ人々の写真を撮るのにとどめた。うーん、水着を予め着用しておく必要があったのだ。島のどこかに寄港し、水着に着替えてから海に入るものだと思っていたので、失敗してしまった。事前調査不足だった。
バスツアーからクルーズ船に戻り、3時過ぎにビュッフェで遅い昼食を済ます。そしてケイマンを発ち公海上に出ないと開帳しないカジノを待って、またまたプールデッキで日光浴。私はプールデッキとカジノがあれば、一人でもクルーズで退屈することは無かった。
6日目はメキシコのコズメルという町に寄港する。コズメルはユカタン半島の東岸の沖に浮かぶ島で、メキシコで一番大きな島だ。淡路島より一回り大きな島で、カンクンと同じキンタナロー州に属している。
朝10時にクルーズ船はサンミゲル・デ・コズメル港に到着。しかし、バスツアー等のエクスカーションに参加していなかった私は、朝はゆっくりと過ごし、ビュッフェでランチを食べてからサンミゲルの街へと出る事にした。
サンミゲルのコロニアルタウンをブラブラする。しかしこの日のコズメルはとても暑く、そんなに散歩を続けてられない。クルーズの波止場から8ブロックほど行ったところにあるコズメル博物館に入場し、エアコンで涼むことにした。博物館にはマヤ民族の生活様式を紹介するコーナーもあり、なかなか楽しめた。
そして波止場へと戻り、波止場近くのルーフトップバーでコロナビールを飲みながら休憩。ルーフトップバーからは港を眺望することができ、桟橋に停まるMSCシースケープ号を眺めながらコロナビールを痛飲した。