西カリブ海クルーズツアー03
翌日、クルーズ船はバハマのオーシャンケイに到着。オーシャンケイはMSCクルーズ社が所有する島で、島全体がMSCのプライベートビーチになっている。つまりMSCクルーズに参加しないと、この島に上陸することが出来ないのだ。
埠頭にクルーズ船が係留されると、乗船客がゾロゾロと島へと降り立っていく。私もビーチへと出向き、少し離れたところから巨大なMSCシースケープ号の全景を写真に収めた。そしてビーチでデッキチェアに寝転び、のんびりとした時間を過ごす。乗客定員5,000人規模の巨艦なので、クルーズ船から近いビーチは殆どのデッキチェアが客に占拠されていたが、島は1kmほどの長さがあり、クルーズ船と反対側のビーチには殆ど人がおらず、ゆっくりと過ごせた。
昼前にクルーズ船に戻り、ビュッフェで昼食を摂る。そして今度は船内のプールデッキで甲羅干しをする。まだ島から戻ってきていない人が多く、プールデッキはガラガラだった。
カジノでひと遊びしてから、夕食を摂る。夕食はアウレアクラス(上級クラス)専用のレストランで、コース料理をいただいた。下のクラスのレストランは時間指定の入替制だが、アウレアクラスのレストランは席数に余裕があり、営業時間(17:45~21:45)内であれば、いつ行ってもOKだ。またスープ、前菜、メイン、副菜、デザートのメニューも充実していて、どんな組み合わせでオーダーしても(例えば、メイン無しで複数の前菜のみのオーダーでも)、OKだった。料理もかなり美味しく、食事代金はクルーズ代に含まれているので、結局7泊全てこのレストランで夕食を済ませた。お陰で受付嬢やウェーターとはすっかり顔なじみになった。
次の日はバハマからキューバの東側を通り、ジャマイカに向かって終日航海日。船内散策した後、カジノやプールデッキで一日中過ごした。前日と違って、この日は乗船客全員がクルーズ船にいるので、プールのデッキチェアは大混雑。プールデッキにはビッシリとチェアが並べられていたが、殆どのチェアが水着を着用した乗船客達に占拠されていた。
クルーズ船にはステーキレストランやワインセラーなど、いくつもの別料金のスペシャリティレストランがあった。日本食のレストランも2つあり、回転寿司と鉄板焼きも楽しめるようだったが、前述の通りクルーズ代金に含まれるレストランの質が高かったので、一度も利用しなかった。しかし、無料レストランのコース料理は味付けが濃く、胃もたれ気味となったので、クルーズ期間が1週間以上であれば、日本食レストランを利用することになってしまったと思う。
そして3日目はジャマイカに寄港。ジャマイカ島の北海岸にあるオーチョ・リオスという町に上陸した。オーチョ・リオスはダンスリバーという滝があり、全長200mの滝をみんなで手を繋いで登って行くという自然のアトラクションが大人気だ。しかし、滝登りで水浸しになってしまうとの事だったので、滝登りには参加せず、ヤーマンアドベンチャーパークというジャマイカ入植者のプランテーション跡地を見学する事にした。
パーク入口のビジターセンターで入場料(US$29)を払い、パーク内を走るトラクターに乗り込む。そしてプランテーションの植樹を見学してから、昔の農園主の邸宅を観光。18世紀の農園の生活を垣間見る事が出来た。
昼過ぎにクルーズ船に戻り、昼食を摂ってからプールサイドバーでカクテルをいただく。昼酒が回り眠くなったので昼寝をしたら、ぐっすりと寝すぎてしまい、目を覚ましたら夕食の時間になってしまっていた。