タイ県巡り・ナコンシータンマラート・ソンクラー03
ハジャイに到着し、ホテルまでタクシーで移動。荷物を置いてから、ハジャイの街を少し散策してみた。南部タイ最大の都市であるハジャイは流石に都会で、駅周辺の中心部エリアにはビルが林立している。また、漢字の看板が並んでいる中華街のようなエリアもあり、リトルバンコクという感じだった。
翌朝はワット・ハジャイナイを見学する。ここは全長35mの寝大仏で有名なお寺で、お参りするタイ人で賑わっている。寝大仏は壁の無いお堂に収められており、外から大仏の表情を眺めることが出来る。風が通るお堂に据えられた大仏は、涼やかな表情を浮かべているように見えた。
ハジャイは大都会だが、目ぼしい観光名所が少ないので、昼からタクシーをチャーターしてソンクラー県の県都ムアン・ソンクラーの名所を回ろうかと考えていた。ハジャイとソンクラーは約30kmほどしか離れていないので、半日あれば主要な名所を巡ることが出来る。ただ、私はソンクラーにそんなに思い入れがあるわけでは無い。前日バスに4時間以上乗って移動したこともあり、少し疲労も残っていたので、ソンクラー行きをやめハジャイに留まる事にした。
昼からハジャイ幹線道路沿いのショッピングセンター・セントラルフェスティバルに移動した。ここは南部タイで最大のショッピングセンターという事であり、流石に大きな商業施設だった。まあしかし、バンコクやパタヤの巨大ショッピングセンターを知る人にとっては、見慣れた商業施設のひとつだった。ただ、ハジャイ中心部はビルが林立し大きなショッピングセンターを建てる余地が無い。このような巨艦店を建てようと思ったら、中心部から少し離れた幹線沿いという立地となるのであろう。
セントラルフェスティバルで3時間ほど時間を潰し、ホテルに戻って相撲中継を観戦する。ハジャイまでやって来て何やってんだって感じだが、まあこういう時間の潰し方も悪くない。相撲を見た後、近くの市場を見学。夕食までのんびりとした時を過ごした。
夜はフカヒレとツバメの巣で有名な東方燕窩という店で食事する。有名店なので高いのかなあと覚悟していたが、チャーンビールの大瓶が一本80バーツ、シーフードガパオライスが170バーツとなかなか良心的。フカヒレは流石に高く500バーツ以上したので食べなかったが、食後にデザートとして食べたツバメの巣は200バーツ。合計450バーツでハジャイの名物店の逸品を堪能することが出来た。
そして翌朝10時にホテルを出て、ハジャイ空港へと移動。ホテルのフロントでタクシーの手配をお願いしたら、空港まで800バーツと言われてしまった。高いなあと言って渋っていたら、フロント嬢は自分の携帯で知り合いのプライベートタクシー(白タク?)に連絡を取り、350バーツで空港まで行ってもらう交渉をまとめてもらった。うーん、こういった融通の利くサービスは助かる。
午前10時半に空港に到着。チェックイン手続きをしてから、プライオリティパスで利用できるコーラルラウンジへと移動。ラウンジは座席数20くらいの極小ラウンジだったが、軽食やビールが提供されており、まあラウンジとしての最低限の機能は確保されていた。
12時40分発のバンコク・ドンムアン行きエアアジアFD3107便(機材A320-200)に乗り込む。機内はほぼ満席で、流石に南部タイ第大都市の航空需要は高いと実感した。