タイ県巡り・サコンナコン・ウドンタニー03
タクシーでウドンタニーのセンタラホテルまで送ってもらう。センタラホテルはウドンタニー随一の高級ホテルと言われているホテルで、13階建ての高層ホテルは、ウドンタニーではよく目立つ建物だ。しかし、イサーンを代表する大都市の一つであるウドンタニーであってもタイの一地方都市にしか過ぎない。なので、このホテルもそれほど高くなく、一泊1,800バーツ(約7,000円)で泊まることが出来た。
フローリング敷きのホテルの客室はかなり広く、内装も落ち着いている。浴室・洗面室も十分な大きながあったが、残念ながら浴槽は無くシャワーオンリーだった。最近の高級ホテルはシャワーオンリーの部屋が増えており、浴槽を期待するならサコンナコンのドゥシタニのように古い高級ホテルに泊まった方がいい。
ホテルに荷物を置き、取り敢えずノーン・プラチャック公園の池に向けて歩きはじめた。ノーン・プラチャック公園は広大な敷地に池や島が設けられており、市民の憩いの場となっている。
タイの地方都市は、池や湖を中心にして街づくりされているケースが多い。これらの池は人工池のケースが多く、おそらくかつては貯水池であり、乾季の間に農業用水として使われていたのだろう。そうして年中安定した農産物の生産と供給が出来るようになったところが地方の中核都市として現在まで残っているのではないか。そんな勝手な想像をしながら、公園の池の周りを散策し、夕刻までの時間を潰した。
翌朝はウドンタニー駅に向かって、町なかを歩いてみる。ホテルと駅との間は500mほどの距離なので、朝の軽い散歩をしようと思ったのだ。ただ、ウドンタニーには似たような通りが多く、道に迷いやすい。私も駅に向かって歩いていると思っていたが、実は逆方向へと歩いていて、いつまで経っても駅に到着せず、結局1時間ほど朝のウドンタニーを歩き回ってしまった。
朝10時にホテルを出て、空港へと移動。ウドンタニー空港にはプライオリティパスで利用できるコーラルラウンジがあり、ビールを飲みながらバンコク・ドンムアン行きエアアジアFD3355便の出発を待った。