タイ県巡り・サコンナコン・ウドンタニー02

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プラタートナライ・チェンウェン遺跡

翌日、ホテルのフロントでタクシーをチャーターしてもらい、いくつかの観光地を回りながらウドンタニーへと向かった。ホテルで聞いていたのは、タクシーチャーター代は2,000バーツ+ガソリン代との事であったが、タクシーの運転手と直接交渉し、ガソリン代込で2,500バーツでウドンタニーまで行ってもらう事にした。サコンナコンからウドンタニーまで160kmほどあるので、まあ2,500バーツなら妥当だと思う。

まずサコンナコンにあるクメール遺跡のプラタットナライ・チェンウェンを訪れる。サコンナコンはアンコール帝国の主要都市の一つであり、プラタートナライ・チェンウェンは北イサーンに残る数少ないクメール遺跡である。遺跡は綺麗に再建されていて、精密なレリーフもしっかりと残されていた。

バーンチアン遺跡の博物館展示室

続いてウドンタニーから45kmほど離れたバーンチアン墳墓遺跡を訪れる。バーンチアンは1992年に世界遺産に登録されたタイの自慢の遺跡だ。1966年にアメリカ人の手により発見された土器をきっかけにして大規模な発掘が行われ、まず数多くの土器が発見され、そして大規模な墳墓が次々と発掘された。

それらの遺構は古くからこの地で農作が行われていたことを証明するものであり、発掘当時は7000~6000年前の遺跡だと判断され、世界最古の農耕遺跡が発見されたとのニュースが世界に流れ大騒ぎとなった。

バーンチアン博物館のジオラマ展示

しかし最近の研究で5000~4000年前の遺跡だと判断が変わっており、残念ながら世界最古というのは間違いだった。ただ、世界最古でなくとも貴重な農耕遺跡である事には変わりなく、世界遺産として多くの観光客を迎えている。

遺跡には大きな国立博物館があり、そこで土器や鉄器などが展示されている。土器の展示ばかりだと少し退屈だと思っていたが、博物館の展示物には往時の生活を再現したジオラマや、遺跡発掘時の研究者の活動を再現したジオラマなどがあり、退屈することなく見学することができた。

タレー・ブアデーンの萎みかけのスイレン

バーンチアン遺跡を後にし、続いてタレー・ブアデーンを訪れる。タレー・ブアデーンはウドンタニー近くの湖で、最近インスタ映えするスポットとして評判になっている観光地だ。12月から2月の乾季の朝、湖に群生するスイレンが一斉に咲く姿がフォトジェニックだという事で有名になったのだった。ただ、私がこの湖を訪れたのは午後になってからで、朝一斉に咲き誇っていたスイレンも萎みかけている。湖ではボートに乗りスイレンを間近で見ることも出来るが、萎みかけのスイレンを間近で見ても仕方ないので、湖畔からスイレンの写真を撮って取り敢えず満足する事にした。

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