サワンナケートカジノツアー②01
2022年、12月となったタイでは旅行がしやすい乾季を迎えていた。なので私は、国境カジノに出掛けようと考えていた。タイ国境のカジノは、カンボジア、ラオス、ミャンマーにあるが、残念ながら再び軍事政権に戻ってしまったミャンマーに出かけるのは、リスクが高い。なので、カンボジア・ラオスのカジノに行くしかない。カンボジアの主要国境カジノは3ヶ所、ラオスの主要国境カジノは2ヶ所だ。
このうち久しく行った事が無いのが、カンボジアのコッコンのカジノだ。コッコンは18年前に1度行ったことがあるだけなので、今度は是非コッコンに行ってみようと思った。
コッコンには国境に位置するホテル・コッコンリゾートにカジノが設置されている。しかし、色々なホテル予約サイトを検索したが、そのホテルは予約を受け付けていなかった。コロナ禍でホテルやカジノが営業再開していない可能性がある。ネットで色々と情報を探したが、コッコンのカジノが営業しているのかを確定できる情報は無かった。ダメ元でコッコンまで出向いて確認しようかとも思ったが、コッコンはタイ東南部の都市トラートから90kmほど離れている。ダメ元で気軽に行ける距離じゃないので、今回はコッコン行きを諦める事にした。
ということで、次はラオス国境のサワンナケートを検討してみた。するとホテルの予約サイト・アゴダでサワンリゾートホテルが予約できる事が分かった。8月には予約の受付を停止していたホテルの予約が再開されていたのだ。クチコミ情報を調べると、カジノもオープンしていると記されている。ただ、カジノは完全オープンではなく、部分開業との事だった。なので、ゲームのバリエーションが十分でなく、満足に遊べない可能性も高い。
しかし、カジノがオープンしている事は確認できたので、最低限タイ人に人気のバカラで勝負することは出来るだろう。なので、取り敢えずサワンナケートに行ってこよう。そう決めてホテルの予約を済ませ、そしてサワンナケートに行くのなら、ついでにタイ東北部(イサーン)にある県別人口トップ20の都市巡りもしてこようと思い、ムクダハン→サワンナケート→ムクダハン→サコンナコン→ウドンタニーという順路での旅行計画を立てた。これで、タイの県別人口トップ20に入っているサコンナコンとウドンタニーも巡ることが出来る。
サワンナケートと国境を接するタイ側の街はムクダハンだ。ただこの町には空港が無い。以前はこのムクダハンまでノックエアがフライアンドライドというチケットを発券していて、ムクダハン近くのナコンパノムかサコンナコンまで飛行機で飛び、そこからノックエアが用意したシャトルバス(ロットゥー)に乗り換えムクダハンに行くことが出来た。
しかし、2022年12月の時点ではノックエアのフライアンドライドは、ウボンラチャタニまで飛行機に乗り、そこから3時間半かけてムクダハンに移動するルートしか設定されていなかった。しかもそのルートではムクダハン到着は夜10時となり、その日のうちに国境を越える事が出来ない。仕方ないのでエアアジアでナコンパノムまで飛び、そこからタクシーでムクダハンまで移動しようと考えた。タクシー代が勿体ないが、効率よくムクダハンの国境橋まで移動する手段はそれしかなさそうだった。