47都道府県温泉巡り・高知編03
児島を通過した南風7号は、間もなく本四架橋の瀬戸大橋を通過する。瀬戸内海に浮かぶ島々を横目に、いよいよ四国一周旅行のスタートだ。アンパンマン列車で運転されていた南風7号は、13:41に高知駅に到着した。
高知駅で荷物をコインロッカーに預け、まずバスに乗って桂浜に移動する。高知市には何度か来たことはあったが、桂浜には今まで一度も行ったことが無かった。桂浜は「はりまや橋」と並んで高知のガッカリ観光地だと言われているが、まあでも坂本龍馬像は有名なので一度観光しておこうと思った。
桂浜は土佐湾に弓上に延びる白砂の浜辺で、まあ普通の景勝地という印象しか持てなかった。しかし坂本龍馬像の前に臨時で足場が設けられており、龍馬の目線で案外大きかった龍馬像を見学できたのは嬉しかった。
そして4時過ぎに高知駅まで戻り、駅で荷物をピックアップしてからこの日の宿・ながおか温泉竜馬の湯・スーパーホテル高知天然温泉まで移動する。そしてチェックインしてから早速温泉大浴場に入浴する。温泉は男女入替制になっていて、1階フロントの奥にあった。温泉は弱アルカリ泉で、肌に優しいなめらかな湯だったが、更衣室に張られていた成分表を見ていると、この湯は南国市からの運び湯であることを確認してしまった。高知駅の近くには長岡温泉を謳っているドーミーイン高知という温泉ホテルもあったので、てっきり長岡温泉は高知駅周辺で湧出している温泉だと信じていた。折角高知の温泉に泊まりに来たのに、運び湯だったのは少しガッカリだった。
ホテルのフロントで全国旅行支援の地域クーポン券を手渡された。ホテルの近くにクーポン券が使える飲食店が無いかフロントに尋ねると、近くの居酒屋で使えるとの事だったので、そこで夕食を頂いた。カツオのたたきや土佐の珍味のれそれを肴にビールと日本酒をいただくと、会計は4,000円ほどになったので、クーポンはこの居酒屋で使い切ってしまった。
スーパーホテルでは夜はバーコーナーが開設され、カクテルやウィスキーなどが追加料金なしで飲み放題になっていた。部屋に持ち帰ってもOKだったので、紙コップにウィスキーを注ぎ、部屋に持ち帰って痛飲してから就寝した。