ポイペトカジノツアー③03
スターベガスホテルは、ポイペトの入国ポイントから少し離れたところにある。ただ国境からホテルへのシャトルが頻発しており、ホテルまで歩いて行く必要は無い。ホリディパレスを出た交差点に、スターベガスホテルのシャトルが停まっているのを発見し、それに乗り込んでホテルへと向かった。
スターベガスホテルに到着し、まずカジノカウンターでカジノのプロモーションを確認する。ポイペトのカジノホテルでは、いくらかのネゴチップ(再両替できないチップ)を買えば宿泊料金がタダになるプロモーションを設けている場合が多いので、それを確認したのだった。以前は15,000バーツのネゴチップを買えば、宿泊料が無料になった。しかし、今回は30,000バーツ必要に変わっていた。プロモーションは倍額に値上げされていたのだ。25,000バーツしか持ってきていなかった私は、残念ながらプロモーションの恩恵にあずかる事は出来なかった。
そこで一般のホテルカウンターでチェックイン手続きを取る。一般の宿泊料金も1泊1,000バーツから2,000バーツの倍額に値上がりしていた。ただ、ホテルのレシートをカジノに持って行けば、500バーツのネゴチップに換えられるとの事だった。まあ、実質1泊1,500バーツという事になっているのだった。
私は早速カジノに入場し、まずネゴチップでブラックジャックに参戦。ネゴチップで賭けた場合、当たれば再両替できる普通のチップで配当を貰えるので、最初はネゴチップをひたすら使いまくり、手元の普通チップを増やしていけばいい。増やした分だけが儲けとなる。しかし残念ながら500バーツのネゴチップはあっという間に溶けてしまい、手元に普通チップは残らなかった。追加で1,000バーツのチップを買ったが、これも簡単に溶けてしまった。
そこで、次はルーレットに参戦。ミニマムが25バーツだったので、1,000バーツを25バーツチップ40枚に変え、50バーツ3点賭けで勝負したが、これも見所無く敗退。続いてまたブラックジャックに河岸を戻したら、今度は結構見所ある勝負が続き、少しずつチップが増えていく展開になった。結局2,000バーツ勝ちで勝ち逃げし、続いてバカラに挑戦。バカラはミニマム100Bのバカラ(スーパー6)とミニマム300Bのコミッションバカラがあるが、絞れるのは300Bのバカラのみだったので、客が誰もいない台を選んでそこでカードを絞りまくる事にした。
途中バンカーが4連勝する局面があり、次は2,400バーツの勝負。バンカーの札を絞るとサイドが2つの札が二枚。つまりどちらも4か5のカードだ。私はここでプレイヤーの札をオープンさせる。すると何とプレイヤーの札はナチュラル9だった。つまり、私の札が4と5で何とか引き分けに持ち込めるという展開になってしまった。札を1枚絞りきると、中央にマークが無くその札は4だった。あと一枚が5なら何とか引き分けだ。そして2枚目のカードをクシャクシャにしながら絞りきると・・・残念ながら中央にマーク無し。8対9で負けてしまった。
ここでディーラーから指摘を受けた。私は先にプレイヤーの札をオープンさせたが、プレイヤーの札をオープンにしなかったら、バンカーが8だった時点でインシュランスを掛けることができたというのだ。そうだ、ここのバカラはインシュランスバカラだった。つまり、バンカーがナチュラル8だった時点で、万が一の負けに備えて、8倍の保険を掛ける事ができたのだ。つまり300バーツをインシュランス賭けすれば、2,400バーツを取り戻すことができた。
私は通常の流れでバカラをしたかったので、常にプレイヤーを先にオープンさせていたが、プレイヤーに誰も賭けていない場合、プレイヤーの札を後で開け、インシュランスを賭けることができるルールだったのだ。インシュランス機会を自ら放棄してしまった私は、この後見所無く4,000バーツ負け。その後ルーレットで更に1,000負け。結局ここまで5,500バーツ負けで、私は夕食休憩に入った。