タイ県巡り・スラ―タニ―03
ホテルの送迎車は朝9時にロンプラヤー高速船の待合所に到着した。高速船は10:00出発との事だったので、1時間も早く待合所に着いてしまった。ホテルのフロントで10時出発だったら8:30にホテルを出た方がいいと言われ、送迎車を8時半に予約したのだが、やはり少し早すぎたかと思った。
しかし、この高速船の待合所はターピー川の近くだったが、周辺に船が停泊できそうな波止場が無い。ただ、待合所の近くに、大型バスが駐車していた。そうか、このバスで港にまで向かうのか。事前予約していた高速船のチケットには、出発の30分前までに待合所に来るように記されている。そうか、10時前にバスで近くの港に向かい、10時出発の船に乗り換えるんだな。私は高速船のシステムをそう解釈した。
しかし、10時近くになってもバスが出発する気配がない。10時を過ぎて、ようやく乗客達はバスに乗るように促された。これでやっと船に乗ることが出来る。
バスはスラ―タニ―の国道を東に向けて進んで行った。しかし、10分経っても20分経っても港に着かない。おかしいなあと思いながらバスに乗り続けたが、結局バスは1時間ほど走り続けてサムイ島のほぼ対面にあるドンサク港に到着した。スラ―タニ―近くの港から高速船が出るものだと思っていたが、結局サムイ島までの道程の2/3を陸路で進むルートだった。後でガイドブックの地球の歩き方を確認すると、ロンプラヤー高速船はバスでドンサク港まで移動し、船に乗り込むと記されていた。事前調査不足だった。
ドンサク港でスラ―タニ―空港から来たバスも合流し、高速船を待った。高速船は、タオ島行きとサムイ島行きに分かれており、欧米人観光客はタオ島に向かう人の方が多かった。まあ、リゾートフリークにはすっかりメジャーになってしまったサムイ島よりまだ手付かずの自然が残るタオ島の方が値打ちが高いのだろう。
係員から呼びかけがあり、客が桟橋へと向かう。ただそれはタオ島行きの高速船で、サムイ島行きはもう少し待てと言われてしまった。結局サムイ島への高速船は、サムイ島到着予定時刻の11:30になってようやくドンサク港を出発。波しぶきを上げながら、船は一目散にサムイ島のナートーン港へと向かう。12時過ぎに高速船はようやくサムイ島に辿り着いた。バス1時間+高速船30分の旅だったが、結局待ち時間の方が長い道程となってしまった。