タイ県巡り・コーンケン・コラート04

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少しオンボロだったコラート行き2等バス

翌朝、朝10時にコーンケンの第3バスターミナルへと出向く。ここからコラート(ナコンラチャシーマー)へとバスで向かうことにする。タイの長距離バスにはVIPバス、1等バス、2等バスなどのグレードがあるが、VIPバスでもそれほど運賃は変わらないので、出来ればグレードの高いバスに乗りたい。しかし、コラートへと向かうVIPバスは無く、1等バスは11:30出発との事だった。うーん、1時間半も待たなければならない。そこで10:40出発の2等バスに乗ることにした。2等バスはやはり少しオンボロで、トイレ付だったがトイレは水洗ではなくバケツから水を汲み便器に流すシステムだった。

参拝者が絶えないヤー・モー像

バスは2時頃にコラートに到着。そのままタクシーで予約を入れていたホテルへと移動し、荷物を置いてからコラートの街歩きを開始した。コラートの街は、堀に囲まれた旧市街と、旧市街の西側に隣接した新市街に分かれている。

新市街にあるホテルから500mほど歩くと旧市街を囲む堀へと辿り着いた。旧市街の西側の門であるチュムポン門の前にターオ・スラナーリー像(ヤー・モー像)が立てられているのが見える。これは1826年にラオス軍を撃退したモー夫人の功績を称える像で、多くの市民が膝間づいてお参りしていた。

ワット・パーヤップの洞窟部屋

その後いくつかの仏教寺院を巡ったが、面白かったのはワット・パーヤップと呼ばれる寺院の謎の小部屋。ある僧侶が全国から集めた石や鍾乳石を壁や天井の全面に貼り付け、まるで洞窟の中にいるかのような部屋になっていた。人為的に石や鍾乳石を貼り付けたとの事だったので、張りぼて感が強い設えの部屋かなあと予想していたが、貼り付けの細工は細かく、本物の洞窟にしか見えなかった。この僧侶の執念を実感できる部屋だった。部屋は神秘的な雰囲気で、僧侶や在家の信者が瞑想に使う事も多いとの話だったが、この日は他の人が来ることも無く、一人で洞窟部屋を堪能する事ができた。

ビールと焼酎を楽しんだ日本料理屋・姉御

そして、夜はホテルの近くの姉御という日本料理屋で食事する。私は尿酸値が高いので、余りビールばかり飲むわけにはいかないのだが、タイ料理屋にはビールしか置いていない場合が多くて、飲み足りない事が多い。しかし日本料理屋なら、ビール以外のアルコール飲料も十分に提供されているであろう。この私の予想は見事に的中し、この夜はビールと焼酎の水割りを堪能する事ができた。

バンコクの日本料理屋には、日本人客が少なくタイ人ばかりで賑わっている店が結構多いが、コラートの日本料理屋は日本人が圧倒的に多かった。現地法人の駐在員とか、その家族連れとかが多い。日本料理屋だらけのバンコクと違って、このコラートでまともな日本料理にありつこうと思えば、店が限定されてしまうのであろう。

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