タイ県巡り・ウボンラチャタニー04

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垂直にそびえ立つパーテムの断崖絶壁

パーテムのハイキングコースは、まず崖下への下り道から始まる。山道のような坂を予想していたが、案外整備状況はよく、石造りの階段が設けられていてそんなに歩きにくい道ではなかった。

入口から300mほど進むと第一壁画が現れた。メコン川沿いのほぼ直角にそびえ立つ断崖絶壁に、いくつかの壁画が描かれているという。なぜこんなところに壁画を描いたのか、不思議な遺構だった。壁画の前には案内板があり、このような壁画が描かれているとパネルで紹介されている。しかし、第一壁画は余り保存状態が良くなく、壁画の内容があまりはっきりとしない。

保存状態がいいパーテムの第二壁画

第一壁画がちょっとガッカリポイントだったので、そこから更に300mほど進んだところにある第二壁画も見学することにした。幸い崖下まで下りてしまうと、そこからは大したアップダウンは無かった。

第二壁画は、これが2000~3000年前に描かれたとは思えないほど、はっきりと絵が残っていた。動物や催事に使う品々が描かれていて、当時の生活が息づいているようだ。こんな壁画をわざわざ断崖絶壁に残すとはと驚嘆したが、よく考えると断崖絶壁に描いたから消されること無く現在まで残っていたとも考えられる。

第二壁画から第三壁画まで850mほどあるので、我々はここで引き返すことにした。そして駐車場から再び車に乗り込み、途中遅い昼食を摂ってからウボンの市内へと戻った。

博物館のパーテム壁画レプリカ展示

友人とはここで別れ、3日目は単独でウボン市内の観光をした。ウボンを代表するお寺をいくつか巡ったり、ムーン川に架かる橋を歩いて渡ったりして、ウボンの街歩きを楽しんだ。ただ、この日のウボンの最高気温は35℃。暑いので朝10時半頃ホテルに戻り、少し休憩してから昼食を摂り、昼からウボンの博物館を訪れた。ウボンの博物館は、歴史展示がメインで、先史時代から近代までの色んな遺構や遺物が展示されていた。青銅器~鉄器時代の展示物の中に前日訪れたパーテムの壁画のレプリカが展示されており、1日ぶりに壁画との対面を果たした。

そしてホテルをレイトチェックアウトし、夕方4時25分の飛行機VZ225便でバンコクへと戻る。VZ225便は往きに乗ったVZ224便の折り返し便で、この日もVZ224便は定時到着。折り返しのVZ225便も定時出発で、ベトジェットエアは割と定時運航率が高い航空会社だとの認識を持った。

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