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ウボン空港で、友人の出迎えを受ける。友人の奥さんも一緒に来ていて、まずホテルに送ってもらってから3人でウボンの中心部を流れるムーン川沿いの野外レストランへと移動した。

レストランはウボンの中心部からムーン川を渡ったところにあるチョムチャンバー＆レストランという名前のレストランだった。レストランには川に面した低床席と建物の屋上に設けられたテラス席あった。友人は始めて来たと言っていたが、友人の奥さんは何度も来たことがあるのか、迷うことなく屋上のテラス席へと我々を案内する。

屋上のテラス席では、川に一番近い眺望のいい席をゲット。暮れゆくムーン川とウボンの街並みを臨みながら、イサーン料理に舌鼓を打つ。外国人向けに少し辛さを抑えてもらって、ラープ・ムーヨーやソムタムを美味しくいただいた。レストランではビールも普通に注文することが出来る。ただ、ビール瓶はテーブルの横に隠すように置かれ、ビールは紙コップに注がれた。飲食店でコロナの規制が続くタイにおいて、ウボンは管理地域（オレンジゾーン）に設定されており、店でのアルコール提供が禁止されていたので、内緒で提供されているようだった。患者数の多いバンコクでは観光開国パイロット地区として夜まで普通に飲酒ができるようになっているので、少し変な話だ。

次の日、友人の車でウボンラチャタニ―県東側のラオス国境近くのメコン川、ムーン川の景勝地を巡ってもらった。タイで地方に行くと、寺院巡りくらいしか名勝が無いことが多いが、ウボンラチャタニ―県の東側を流れるメコン川周辺には、雄大な自然や景観を楽しむことが出来る景勝地がいくつかある。それを車を使って順に巡ってもらったのだ。

まず、ケーン・タナと呼ばれる景勝地に向かおうと思ったが、友人の奥さんからその前にケーン・タナの近くの有名なお寺に行こうと言われてしまった。うーん、タイの田舎の寺はどれも同じように見えてしまうのであまり興味は無かったが、まあでも奥さんの勧めだから断るわけにもいかない。奥さんの勧めるその川沿いの寺は、やはり私には何の変哲もない普通のタイ寺院にしか見えず、どこが見所なのかはっきりしなかった。しかし、景勝地巡りにこういった寺院巡りのアクセントを入れるのも悪くは無い。

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