47都道府県温泉巡り・熊本大分宮崎編01
10月の関東温泉巡りに続き、11月は九州の温泉を巡ってみようと思った。九州では鹿児島県以外の温泉を体験したことが無い。沖縄も入れると残り7県だ。このうち、大分と宮崎には大阪や神戸からフェリーが出ており、行き帰りともフェリー泊の0泊3日の弾丸温泉ツアーを計画することも可能だ。
ただ、福岡と宮崎にはLCCのピーチ航空が飛んでおり、フェリーより安く往復することが出来る。またフェリー利用で現地の温泉に泊まらないのも味気ない。結局福岡イン宮崎アウトで現地で3泊し、熊本、大分、宮崎の温泉を巡ることにした。
11月8日に関西空港からピーチ航空のA320に乗り込む。沖止めされていたピーチMM153便は、奄美塗装仕様の特別便だった。「AMAMI」の文字には、アマミノクロウサギやハイビスカス等の奄美名物の動植物が隠れデザインになっており、黄色い機体が南国の雰囲気を演出している。ただ、この日は福岡行きだ。50分ほどのフライトで、福岡市街地に近い福岡空港へと辿り着く。そして福岡で昼食を食ってからバスで黒川温泉へと移動することにした。
福岡の高速バスは天神バスターミナルから出発し、福岡駅、福岡空港を経由してから高速に乗り、地方へと移動するバスが多い。黒川温泉行のバスも、このルートだった。福岡空港からバスに乗っても良かったが、飛行機の到着が10:55でバスの出発が13:25。ゆっくり昼飯を食っても、空港で時間を持て余しそうだったので、天神まで地下鉄で移動し、そこで博多ラーメンを食ってから12:40に天神バスターミナルを始発するバスに乗り込むことにした。
15:39に黒川温泉バス停に到着。旅館の送迎車に乗って、この日の宿、黒川温泉壱の井へと向かう。そして旅館で荷物を降ろしてから、温泉街のブラブラ歩きを楽しむ。黒川温泉は熊本県北側の大分県の県境の近くにある温泉で、谷底を流れる田の原川の両岸に温泉宿が点在している。壱の井は川から少し離れていて、川に行くには坂道をかなり歩く必要がある。10分ほど歩いて川岸まで出向く。周辺の山々の木々はしっかりと色づいていて、川面を彩っている。情緒ある秋の温泉街を堪能しながら、ゆっくりと散歩を楽しんだ。