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チェンマイ行きのベトジェットエアVZ116便は11:00にスワンナプーム空港を飛び立ち、12:20にチェンマイ空港へ着くスケジュールだ。搭乗ゲートからバスで移動し、沖止めされたエアバスA320に乗り込む。機内は案外乗客が多く、半分ほどの搭乗率だった。

スケジュール通りの時間で無事チェンマイ空港へと到着。18年振りにチェンマイの地に降り立つ。空港から市内への移動はタクシーを利用しようと思っていたが、一緒に行動している友人からバスがあるからそれに乗ろうと誘われる。チェンマイ空港は市内中心部から余り離れていないので、私はタクシーでも問題ないと思っていたが、バスの方が少し安いとの事だった。

しかしバスのルートは市内中心部を大きく迂回しながら走るルートになっており、我々の目的地になかなか近づかない。結局空港から3kmほどのホテルに到着するのに、1時間近く掛かってしまった。

チェンマイに引っ越ししようとしている友人は、まだチェンマイでの住処を決めていなかった。到着日に何軒かコンド（アパート）を回り、この日に即決して引越しを終える予定だった。身の回りの最小限の荷物を持参しており、ベッドのシーツや炊事道具等は現地で調達するつもりだと話していた。まあ気楽な引越しだが、私には真似のできない芸当だ。私はある程度身の回りの準備ができていないと、とても引越しする気になれない。

私は事前にホテルを予約していた。ホテルにチェックインし、昼食を摂ってから友人のコンド(アパート)探しに付き合うことにした。友人の荷物は、コンドが見つかるまで私の部屋で預かることにする。

まず友人がネットの情報で目星をつけていたコンドを訪問。しかしそこは、オーナーと連絡が取れないので、当日に引っ越しするのは無理だと言われてしまった。仕方ないので、周辺のコンドを何軒か回って住処を決めると友人は言う。チェンマイでは2泊3日で観光する予定だった私は、街歩きする時間が欲しかったので、ここで友人と別行動を取ることにして、観光へと出かけることにした。

今回宿泊したアットピンナンコーン・フアイケーオホテルは日本人も多く住むフアイケーオ通りの路地の奥だ。西洋アンティーク風の設えで、なかなかお洒落なホテルだった。設備も大きな問題は無く、これで1泊朝食付907バーツ（約3,200円）はかなりお得だと思った。ここからチェンマイ中心部まで歩いて10分ほど。この日はチェンマイの博物館巡りをしようと思っていた。

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