バンコク隔離ホテル生活07
ホテル隔離生活で一番心配だったのは、酒が飲めるかどうかだった。ホテルから事前に配布されていた案内書には、酒の持ち込みは一切禁止と書かれていた。当然ルームサービスでも酒を注文する事は出来ない。となれば、ホテルに内緒で酒を持ち込むしかない。
2週間分のアルコールなので、ウィスキー1リットル瓶を2瓶持ち込むことにした。税関の免税範囲を超えていたが、無事税関を通過し、タイに持ち込むことに成功。そして、ホテルのチェックイン時にも荷物を全くチェックされなかったので、部屋への持ち込みにまんまと成功してしまった。
酒があれば、あとはつまみが欲しい。当然つまみも日本から持ち込もうと考えていたが、案内書を見るとホテルには無料のスナックサービスがあると書かれている。つまみを持ち込む必要は無さそうだ。どんなつまみが置いているのか少し心配だったが、ポテトチップやピーナッツなどもあって、ウィスキーのつまみとしては十分だった。
私はウィスキーをストレートで飲むのを日課としているので、チェイサーとしてミネラルウォーターがたくさん欲しい。水が自由に飲めるのかちょっと心配していたが、部屋の冷蔵庫を覗くとミネラルウォーターが20本以上置かれていた。1日4本のミネラルウォーターが割り当てられており、チェーサーとして十分な量だった。隔離生活は大変だけど、酒さえ飲めれば少々の不満は抑え込める。私はこうして快適な隔離生活を手にすることに成功した。
それと日本から持ち込んで良かったと思ったものに、お茶のティーパックがある。ホテルにはコーヒー粉や紅茶のティーパックが置かれていて、私はコーヒーが好きなので有難たかったが、インスタントコーヒーばかり飲むのではちょっと物足りない。それよりお茶を飲んでいる方が、リラックスできる。日本から緑茶と梅昆布茶を持ち込んだが、これは正解だった。
あと、補修用の養生テープ(粘着力が弱いガムテープ)も持ってきて正解だった。隔離ホテルでは設備に何かあってもメンテナンスを呼ぶことは難しいので、ちょっとした補修は自分でできると便利だ。自分でできる応急処置として、養生テープは色々と使い勝手がいい。今回バスルームのタオル掛けが外れてしまったが、養生テープをグルグル巻いて何とか補修することができた。
他にも、床材や壁材もめくれ上がりの補修にも使えるので、養生テープは何かと便利なアイテムだ。ただガムテープは、粘着力が強すぎ施設を痛めてしまう事があるので、使わない方がいいと思う。