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翌朝、朝食を摂ってから「つるや」の温泉に入浴する。風呂場は人数制限があり、脱衣籠が５つしか置かれていない。つまり6人以上は入れない仕組みとなっていたが、流石に朝食が終わった午前9時前には誰も入浴していなかった。一人が入浴すればほぼ一杯になってしまう狭い露天風呂に浸かりながら、弱アルカリ性の湯浴みを堪能した。

午前10時にチェックアウト。そして天童駅から仙台へと向かう。この日は仙台をじっくりと観光した。

まず駅前のロータリーからるーぷる仙台という巡回バスに乗り込む。仙台の観光名所は地下鉄駅から離れているので、観光地巡りは結構面倒くさいが、るーぷる仙台はこの観光地を順に巡る路線となっているので、観光に便利だ。特に仙台城址のある青葉山の上まで行ってくれるので、仙台城址見学も楽ちんだ。630円の一日乗車券を買い求めてるーぷる仙台に乗り込んだ。

まずは最初に瑞鳳殿を見学。ここは伊達政宗の菩提寺で、正宗本人の遺言でこの地に祀られている。戦争で消失したが戦後再建され、2001年の改修で創建当時の色彩を再現している。極彩色と金箔が桃山時代の煌びやかな文化様式を再現し、豪華絢爛な霊廟となっていた。

 

続いて仙台城址を観光。ここは伊達政宗の騎馬像が有名で、青葉山の山頂から杜の都を見渡す高台に正宗が鎮座している。仙台城の石垣は高さ17mとかなり高く、守りを重視した山城であったことが今でも分かる。青葉城資料展示館で伊達家に伝わる甲冑や、昔の仙台の街並みを再現した模型などを見学し、青葉山を降りて仙台市博物館まで徒歩で移動した。

そして最後に、地域共通クーポンを使って仙台駅近くの「たんや善次郎」で牛タンに舌鼓を打つ。早めの夕食を終えてから仙台空港まで移動し、午後7時発のピーチMM138便に乗って関空へと戻った。

私が東北の温泉旅を堪能した11月初旬から、徐々にコロナの新規感染者数が増えてきている。ちょっと旅行へ行くのも憚られる状況になってきているので、GOTO温泉旅も一旦この辺で終了することにした。合計で10泊17日間の温泉旅行となった。

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