GOTOトラベル温泉旅14
温泉旅館大歩危峡まんなかは、大歩危峡沿いの渓谷が眺望できる宿だ。露天風呂は地下にあり、渓谷を見下ろすことが出来る設えとなっている。十分に湯浴みを堪能し、翌日10時にチェックアウト。旅館に荷物を預け、この旅館と提携している大歩危峡観光遊覧船乗り場に向かった。
遊覧船のチケットは1,200円だが、温泉旅館宿泊者は900円への割引サービスがある。GOTOの地域共通クーポン券を使って遊覧船チケットをゲット。大歩危峡の雄大な景観を川の中から楽しめる遊覧船に乗り込んだ。
遊覧船は大歩危峡から20分くらいかけて吉野川を下る。大歩危と小歩危のほぼ中間地点まで進むとそこからは折り返し運航となる。往復30分の遊覧観光だった。
大歩危峡は砂質片岩が露出した独特の景観となっていて、礫質を含んだ含礫片岩(結晶片岩)が上流側に傾いた状態で並んでいる独特の川肌になっている。含礫片岩の傾きは大歩危側と小歩危側では逆方向になっていて、この一帯は含礫片岩がもたらす景勝によって天然記念物に指定されている。奇岩を写真に収めながら、30分の遊覧観光を楽しんだ。
大歩危駅発12:52の鈍行に乗り込み、多度津、坂出で乗り換えて再び瀬戸大橋のマリンライナーに乗る。岡山で山陽本線に乗り換えて、姫路まで辿り着いた。夕方の6時前だった。
姫路で晩飯をいただくことにする。徳島の宿で発行された地域共通クーポン券は徳島の隣県で使えるルールになっていて、四国4県と兵庫県、和歌山県で利用できる。ただ、何故か大阪府と岡山県では利用できない。だから、兵庫県の姫路で地域共通クーポン券を使って食事することにしたのだ。瀬戸内海を挟むとどこが隣県になるのか分かりにくい。
そして姫路発の新幹線に乗って大阪へと戻る。旅行費用の明細は次の通りだった。
・宿泊費 約40,000円
・GOTOトラベル割引額 ▲約14,000円
・地域共通クーポン券 ▲6,000円
・交通費(乗り放題パス、特急、バス等) 約10,000円
合計50,000円ー20,000円=30,000円(+昼食3回、夕食1回、大歩危遊覧)という旅行収支だった。