登録有形文化財・駅舎巡礼03

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坂本ケーブルは全長2,025mで、日本最長のケーブルカーだ。途中「ほうらい丘」と「もたて山」の2つの駅を挟んで、坂本と延暦寺駅を結んでいる。因みに「ほうらい丘」と「もたて山」は事前申告が無いとケーブルカーは停まらない駅で、牛山隆信氏の秘境駅ランキングで、それぞれ13位と12位にランキングしている駅だ。

延暦寺駅2階貴賓室はギャラリーとして開放

11分ほど乗車して、ケーブルカーはケーブル延暦寺駅に到着。ここも有形文化愛に登録されている駅舎だ。昭和2年開業の2階建て鉄筋コンクリート造。1階は切符売り場や待合室、2階は旧貴賓室をギャラリーとして開放している。しばし昭和初期の趣きを堪能してから、駅舎を後にした。そして比叡山内シャトルバスに乗り込み、延暦寺観光をスタートした。

ステージ足場から根本中堂を見下ろす

延暦寺は何回か観光したことがあるので、東塔地区、西塔地区、横川地区の延暦寺3大観光拠点を駆け足で巡る。東塔地区には延暦寺観光の目玉、根本中堂があるが、生憎平成の大修理の最中で、建物は足場によって囲まれてしまっていた。しかし、足場のステージへと昇ることが出来て、根本中堂を上から見下ろす体験をすることができた。

比叡山頂停留所でシャトルバスを降り、叡山ロープウェイの比叡山頂駅へと向かう。同じ比叡山頂という停留所名と駅名だが、この2つは500mほど離れている。間にガーデンミュージアム比叡という庭園施設があり、底を見学してからロープウェイに乗り込もうと思ったが、ここはコロナの影響で臨時休業しており入場できなかった。

ロープウェイで比叡山を下りる

ロープウェイで3分、山を下るとロープ比叡駅に辿り着く。ここで叡山ケーブルに乗り換え。この日2度目のケーブルカー乗車だ。

ケーブルは所要9分で麓のケーブル八瀬駅へと到着。八瀬(駅名は八瀬比叡山口)から叡山鉄道で出町柳へと向かい、出町柳から京阪本線で大阪の淀屋橋まで戻る。合計10路線を乗り継いだ鉄道旅を終えた。この日は2か所の登録有形文化財駅舎を見学した。

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