熊本~指宿観光特急旅02

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2020年3月31日、コロナ騒ぎが日に日に大きくなっている中、私は伊丹空港のANAラウンジで熊本行きのNH1625便を待っていた。去年達成したANAプラチナ資格でラウンジ入場が可能となっていた。

ここは昨年リニューアルされて以来、2回目の入場だった。前回は昨年5月に世界一周開始時に北海道へ向かった際、プレミアムクラス利用でラウンジ入場を果たしていた。

・2019年5月の伊丹ANAラウンジ利用記に移動

伊丹空港では沖止めでプロペラ機に搭乗

NH1625便は10:45に伊丹空港を出発。機材はターボプロップのプロペラ機DHC8-Q400だった。沖止めされたボンバルディア機にゆっくりと乗り込む。DHC8-Q400はANAが所有する唯一のプロペラ機である。

DHC8-Q400は定員74人だったが、当日は30人前後の乗客しかいなかった。搭乗率は40%前後で、コロナ騒ぎの影響を実感した。しかしこの時は、その後の航空業界の壊滅的な状況を予想することが出来ず、後で考えるとまだまだマシな状況だった。

熊本空港ではアダプタで直接搭乗が可能

NH1625便は定刻前に熊本空港へ到着。ANAはボーディングブリッジに接続するプロペラ機用の搭乗アダプタを開発しており、熊本空港ではその搭乗アダプタ経由でボーディングブリッジから空港ビルへ直接移動が可能であった。

伊丹空港でもこのアダプタを何年か前に導入する計画だったと思うが、何か問題でもあったのだろうか2020年時点では未導入だった。

修復中の熊本城

バスで熊本駅前まで移動し、駅前のホテルに荷物を預けてから熊本市電に乗って熊本市内を観光。地震被害を修復中の熊本城や、水前寺公園等を観光した。

観光を終えて熊本駅へと戻る。熊本駅のJRの案内所で翌日乗車する予定の観光特急「いさぶろう」の状況を確認する。車内販売の弁当を予約できないか確認したが、コロナ騒ぎで車内の弁当販売は中止になっているとの案内を受けた。

どうやら熊本駅で弁当を買って行かないと、昼食を食べそこなってしまう可能性がある。朝から弁当を売っている店を探してから、市内の繁華街へと足を向け、からしレンコン等を肴にしながら独り杯を傾けていた。

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