ナガワールド・プノンペン01

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14年ぶりにプノンペンを訪れた。目的はやっぱりカジノ。ナガワールドというIR(統合型リゾート)でカジノ三昧しようというのが目的だ。

手前のビルがナガ1、奥のビルがナガ2

ナガワールドというカジノは、私がプノンペンを訪れた14年前にもあったが、この頃は世界中どこにでもあるような中規模のカジノだった。しかし2008年にカジノに併設してナガホテルがオープン。カジノの規模もどんどん大きくなり、メガリゾートと化しているとの噂だった。

ナガワールドの主要顧客は中国人。中国の政策によりマカオやフィリピンや韓国に行きにくくなった中国の富豪が、こぞってプノンペンを訪れカジノで遊び倒しているのだ。

広くないが設備は整っているナガ2客室

ナガワールドは2016年にナガ2というホテルをオープンし、カジノの規模をさらに拡大した。それによって、2017年のナガワールドのカジノの年間総賭け額がカンボジア国のGDPを超えたというニュースが話題になった。カジノはカンボジア経済を支える基幹産業といえる存在になった。

プノンペンの街を歩くと、次々と高層ビルが建てられているのが分かる。工事現場に行くと、中国企業の看板ばかりが目立つ。カンボジアの経済はあらゆる面で中国頼みになっているように見える。半ば中国の属国となることで、経済発展を果たそうとしているのだ。

アセアンの会議で中国に反対する議題を決議しようとすると、ラオスやカンボジアが必ず反対して決議できない事が続いている。まあ、最貧国に位置付けられいた両国は中国の属国として経済活動するしか選択肢が無かったのだろう。しかし中国頼みの繁栄はいつまで続くのだろうか。中国は平気でハシゴを外す国だから、危うさを感じてしまう。

地下通路のショッピングアーケード

ナガワールドはやはり中国人だらけだった。英語より中国語の方が通用する世界だ。ナガ1とナガ2の間は、地下通路で結ばれている。この地下通路はショッピングアーケードになっているが、高額ブランド品のショップ店ばかりだった。コンビニを探していたが、そんなものはホテル内のどこにも見当たらなかった。

中国資本が中国人のために作ったと言ってもよいナガワールドカジノ。カジノフロアは継ぎ足し継ぎ足しで広がっていったこともあって、ラスベガスのメガリゾート並みに広大だ。しかし、場内で日本人を見掛けることは無い。

ただ、ナガ2の宿泊料金は1泊6,500円ほどで、リーゾナブルだ。ミニマムベットもそれほど高くなく、私のようなショボいギャンブラーでも安心してゲームできる環境だった。

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