世界一周・第二期33
世界一周・第ニ期33日目(2019/11/28)
ANAのビジネスクラスはスタッガードシートだった。水平フルフラットでどの席からでも通路に出ることができるシートだ。
実はこのシートは最新型ではなく、ANAのB777にはドア付きのワイドシートなるシートも存在している。しかし、このシートは前向きのシートと後ろ向きのシートの組合せで構成されていて、後ろ向きのシートが当たったら嫌だなあと思っていた。
しかしスタッガードは全て前向きだから安心だ。
飛行機は予定時刻より1時間ほど遅れてJFK空港を出発する。成田での関空便の乗継時間が1時間40分なので、結構慌ただしい乗継となってしまうことが心配だった。
そして離陸後1時間ほどで機内食の時間となる。今回は和食をチョイス。和食の機内食は、神楽坂の和食料理店「くろす」とのコラボレーションで、懐石風の料理が堪能できる。小鉢や中皿に盛られた色々な食材を、美味しくいただいた。
あとは機内エンタテイメントを楽しむ。ANAの映画は、洋画でも全て日本語の吹き替えがついている。海外の航空会社もエンタテイメントシステムは日本語対応している事が多いが、洋画は日本語字幕や吹き替えが無いケースが多く、結局邦画しか選べない事が多い。洋画を満喫できるのも、日系航空会社を利用するメリットだ。
そして水平フルフラットシートでゆっくりと眠りに就く。14時間のフライトはあっという間だった。
飛行機は40分ほど遅れて成田空港へ到着。伊丹便の乗り継ぎ時間は1時間を切っていた。伊丹乗継の客は優先的にバゲージを渡すとの事だったが、それがなかなか出てこない。ターンテーブルを見ていると、延々と優先タグが付いたスーツケースばかり出てきている。やはりANAも上級クラスの乗客ばかりになってしまい、結局優先の意味が無くなっていると感じた。
10分ほど待って、やっと私の荷物が出てきた。アジスアベバでロストバゲージを食らっていたので、今回も不吉な予感がしていたが、何とか再度のロストバゲージは食らわずに済んだ。慌てて税関手続きを済ませ、国内線の出発カウンターへと移動。荷物を預けて、世界一周最後の区間の飛行機に飛び乗ることができた。
成田伊丹のNH2177便の機材はA321だった。飛行機は1時間ほどで伊丹空港へ到着。33日間の第二期世界一周を無事終えた。