世界一周・第二期28
世界一周・第ニ期28日目(2019/11/23)
この日は、ライン川流域の街リューデスハイムを訪れることにした。とは言っても、ライン川観光名物であるクルーズ船は、季節外れで運航していない。鉄道でリューデスハイムに向かうことにした。
ガイドブックによれば、リューデスハイムへ行くには一旦ウィズバーデンまで行って、そこで私鉄のVIA鉄道に乗り換えればいいとの事だった。VIA鉄道ってカナダの大陸横断鉄道に乗るみたいだなあと思いながら、Sバーンでウィズバーデンまで移動。
実はこのウィズバーデンにもカジノがある。かのロシア人作家ドストエフスキーが大負けした事で有名なカジノで、その時の借金のカタに書かされた小説が、「賭博者」だ。ほかにもゲーテなどの歴史的著名人が、このカジノを訪れている。
ただ、ここのカジノはドレスコードが厳格で、最低限革靴+ジャケット+ネクタイといった服装をしていないと中に入れてもらえない。11年前に一度来たことがあるので、今回は素通りすることにした。ちなみにその時の戦績は250ユーロ負け。
ウィズバーデンで私鉄に乗り換え、リューデスハイムに到着。まずは小さなゴンドラのロープウェイに乗り、丘の上のニーダーヴァルトを目指す。ゴンドラはブドウ畑の上をゆっくりと移動し、そんなに標高差が大きくない山頂へ10分程度で到着する。ニーダーヴァルトには展望台があり、そこにはライン川を見下ろすようにゲルマニアの女神像が建てられていた。
ロープウェイを降りて、つぐみ横丁と呼ばれる隘路を進んで行く。ここはワイン居酒屋がずらりと建ち並ぶ横丁で、2時過ぎと言う中途半端な時間だったが、美味しいワインを求めて大勢の人たちが行き交っていた。その中の一軒の居酒屋に入り、肉料理を肴に赤ワインをいただく。結構しっかりとした赤ワインで、ドイツでも美味しい赤ワインが飲めるんだと、認識を新たにした。
帰りも鉄道でフランクフルトへ移動。リューデスハイムからのVIA鉄道は、乗り換えなしでフランクフルトまで直行していた。後で時刻表を調べると、フランクフルト中央駅から1時間おきに出ているノイヴィート行きの電車に乗れば、往路も乗り換えなしでリューデスハイムに行くことができた。事前調査不足だった。