世界一周・第二期27
世界一周・第ニ期27日目(2019/11/22)
世界一周も残すところ2ヵ国となった。残すはドイツとアメリカ。どちらも何度も訪れた国であり、治安の心配もなく物価水準も分かっている。それはつまり、今回初めて旅行したエチオピア、サンマリノ、フィンランドと比べると、ドキドキ感が無いという事だった。
昼前にヘルシンキ空港へ移動。ルフトハンザのラウンジは同じスタアラのSAS(スカンジナビア航空)のラウンジがあてがわれていた。SASラウンジは天井が高く、明るく開放感がある。しかしそれほど広くなく、狭さを高い天井で誤魔化しているような感じだった。アルコールの品揃えが少なく、食事もコールドミールが中心だ。ちょっとガッカリラウンジだった。
しかし、更なるガッカリが私を待ち受けていた。ヘルシンキーフランクフルトのLH849(機材A321)のビジネスクラスは、やはりエコノミーと同じシートだった。2度あることは3度ある。うーん、こんなにルフトハンザばかり乗るんじゃなかったと、ちょっと後悔。
しかしスタアラでヨーロッパを自由に飛ぼうと思えば、やはりルフトハンザを選ばざるをえなくなってしまう。まあ、ルフトハンザじゃなくてもヨーロッパ短距離路線のビジネスクラスは、どこの飛行機に乗っても大体こんなレベルなんだろう。イソップ寓話「すっぱいブドウ」の狐のようなセリフが出てしまう。
更にガッカリだったのが機内食。中途半端な時間だったからか、本当に軽食だった。フランクフルト-ヘルシンキ便の機内食が豪勢だった分、ガッカリ度も大きくなる。
飛行機は2時間ほどでフランクフルトに到着。ここからSバーン(近郊電車)でフランクフルト中央駅へ。勝手知ったるフランクフルトなので、何の迷いもなく、地下のSバーン乗り場に向かって移動。
ところが、地下をグルグル回ってみたが、そのSバーンの乗り場が見つからない。おかしいなあと思いながら探していると、Sバーン駅は工事中で閉鎖していると書いてある看板を発見。えーっ、じゃどうやって中央駅まで行くの?
近くにいた警備員に確認すると、Sバーンは2階のICE(特急)乗り場に発着しているとの事だった。かなり時間をロスしてやっとSバーンに乗り込む。勝手知ったるなんて自惚れていたから、おかした失敗で、最初から誰かに聞いて移動していればよかった。
この日は、中央駅近くのビジネスホテルに宿泊。1泊70ユーロほどの安ホテルだが、ドイツのホテルではよくあるタイプで、冷蔵庫のミニバーはビールを含めて全て無料。やっぱりドイツのホテルは気前がいい。ただ安ホテルにはエアコンが無いので、夏に泊まるときは注意が必要だけど。
夜はサウナに行き、そこのフリーサービスの軽食を食って一日を終える。軽食ばかりでお腹を膨らませていた一日だった。