世界一周・第二期05
世界一周・第ニ期5日目(2019/10/31)
前日に引き続き、8時半にMTDSツアーのオフィスへ。この日はアジャンタへ向かう日帰り観光バスに乗り込む。
バスは30分遅れでツアーオフィスを出発。昨日と同様バスターミナルに立ち寄る。アジャンタ行きはバスを乗り換える必要が無かったが、バス機材にトラブルが発生。車庫で修理を行い、アウランガーバードを出発したのは10時過ぎになってしまった。
アジャンタはアウランガーバードから100kmほど離れている。これだとアジャンタ到着は午後1時くらいかなあと思っていたが、それは少し甘かった。
雨季が終わったインド西部だが、まだ1日1回ほど驟雨が降ることが多い。アジャンタまでの道はところどころぬかるんでいて、深くぬかるんでいるところもあり、何か所か行き違いが出来ない箇所があった。そして所々で、大渋滞が発生している。途中全然渋滞から抜けられなくなってしまい、1時間ほどバスは立ち往生してしまった。
遅めの昼食休憩を挟み、午後2時半にバスはようやくアジャンタ遺跡に到着。4時半までの2時間の観光となった。
アジャンタは第1窟が最大の観光の目玉。ここには焼失した法隆寺の壁画のモデルとされる蓮華手の守門神の壁画がある。フラッシュ撮影は厳禁なので、薄暗い石窟内で感度を思い切り上げて壁画を撮影する。
第1窟を出て、順番に2窟、3窟と見物を進めていく。アジャンタの遺跡は壁画がメインだ。確かに壁画は緻密で秀麗だが、やはりエローラの迫力ある彫刻の石窟を見た後では、ちょっと物足りなく思ってしまう。アジャンタ観光を先にすべきだったかなと、少し後悔した。
アジャンタの石窟群は、蛇行するワーグラー川沿いにあり、第1窟から奥へと順に30窟ほどの石窟が並んでいる。第1窟から第19窟まで見学したが、石窟の間は急な階段もありアップダウンが大きい。前日のダウラターバード要塞観光で被ってしまった脚の筋肉痛が酷く、石窟の全制覇はここも断念した。
帰りのバスは、渋滞を避けるため脇道を走ったが、それでも大幅に時間を短縮するに至らず、アウランガーバードに戻ったのは夜9時になってしまった。